小久慈焼種類焼き物
レア度
買取価格普通~少し高い
備考

小久慈焼(こくじやき)とは、岩手県の久慈市で作られる焼き物のことを指します。江戸後期に東北、相馬の匠から技が伝わったのが始まりとされ、約二百年の歴史があります。

土と釉薬いずれも土地独特のものであり、その軽すぎず重過ぎず手に馴染む風合いは、山形の平清水焼ともまた違った魅力があります。

華美に走らずただ日常の役に立つことに力点を置かれたが故のさり気ない味わいの良さがあり、明治以降民芸運動が起こった際にも評価されました。

しかし、その後一時期衰退しましたが、戦後になってから再興され、現在に至っています。

小久慈焼の最大の特徴は、その誠実な仕事ぶりにあります。派手さはありませんが昔ながらの着実な作陶を続け、使う側のことを真に考えたバランスが保たれています。

決して奇をてらわない作風ですが、あえて地味に徹したような雰囲気はなく、その自然体であるが故の居心地の良さも魅力ですね。

有名な焼き物に、器の一方だけが伸びた「片口」があり、一見不均衡のようですが、実用に即しているので無駄がなく、機能美があるのが特徴です。

実際に「片口」は食卓などで汁を注ぐのに極めて重宝します。物によっては醤油皿としても使えたりするだけに、幅の広い使いどころがあります。

また、お茶碗などの普段使いの品に関しても落ち着きと均整があり、絶えず「用」に貢献してくれる安心感は特筆すべきものがあるでしょう。

現在では、今風のデザインの焼き物も生産されていますが、良い意味で落ち着いた雰囲気は変わらず、食器にも置物にも包容力がありますね。

民芸ということで、買取価格は数百円からと決して高くはありませんが、その仕事は極めて着実で、著名作家の作であれば5,000円以上の値も期待できます。

『小久慈焼』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の骨董品買取業者で鑑定

焼き物の買取りはリサイクルショップでも可能です。

しかし鑑定には高い専門知識が必要なため、リサイクルショップでは正しい価値で買取りされない可能性があります。

正しい価値で売るなら骨董品買取業者がおすすめです。

2,高く売るポイントは2社以上

骨董品買取業者の査定額は、お店によって価格差があります。

例えばあるお店が3万円でも、他のお店では6万円だった、というような価格差になった例もあります。

高く売るのであれば、2社以上の査定をして高いお店を見つけましょう。

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