種類 | 茶道具 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~お宝級 | |
備考 | – |
茶入(ちゃいれ)とは、茶道などの際に抹茶を入れておく茶器のことを指します。
千利休の時代は濃茶であり、濃茶を人数分入れるための容器が茶入となります。一方、茶室で菓子とともにいただく薄茶は、茶入ではなく棗(なつめ)に入れます。
茶入とは濃茶専用の容器、ということになります。
茶入には肩衝や四滴、小壺形の丸壷、文琳などいくつかの形状がありますが、その性質上フタが原則必須なのが特徴です。
茶入には中国から来た「唐物」と、日本で作った「国焼」があり、「唐物」の中にはとても古い大名品が存在します。
その蓋には象牙が用いられるのがかつての常法であり、蓋の裏には金箔が使われるなど、見えないところまで華美を追求した傾向があります。
かの豊臣秀吉は、茶道にも執着がありましたが、戦果を上げた部下に茶器を与えることで報いてきました。その際下賜されたのが茶入と言われています。
必然的に器と蓋の一体型であったりと、他の茶器に比べて豪華感が強かったために、秀吉流のセンスに合致したのかも知れません。
時代が進むにしたがって種類が多様化され、特に瀬戸物における「窯分け」や、薩摩焼などの朝鮮流の品が出てくるなど、大いに隆盛しました。
しかし、江戸時代の中頃になってくると、茶入の役割を主に木製漆器の棗が担うようになっていきます。
また現代に入ると象の保護の観点から象牙規制が行われるようになるなど、かつての名品を再現するのも難しい状況があります。
こういった観点から、茶入は現代の茶道具というだけでなく、古式の伝統を今に伝える骨董の性質が強く、中古市場でも人気があります。
茶入の買取価格は1万円から150万円程度となっています。伝統工芸品や素材に象牙を用いていたりすると高いもので数万円になります。
有名な陶芸家の作品であれば数十万円や100万円を超えることがあります。
現在象牙は入手が難しいため、今後価値が上昇することも考えられます。
『茶入』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,査定は骨董品鑑定士に
茶道具は高価な品物だと100万円を超えることもある骨董品です。
リサイクルショップではこのような茶道具を正しく鑑定するのは難しいでしょう。
安い価値をつけられないためにも、査定は骨董品鑑定士にお願いしましょう。
2,買取り金額アップなら2社以上
あまり知られていませんが、茶道具など骨董品の買取り金額は買取業者によって差があります。
高価な品物であれば10万円以上の差がつくこともあるほどです。
買取り金額アップには2社以上で査定をすることが重要です。
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