種類 | 焼き物 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~非常に高い | |
備考 | – |
京焼(きょうやき)とは、その名の通り京都で作られた焼き物のことを指します。非常に長い伝統があり、また文化の中心地でもあったので、実に洗練されています。
かつては様々な作風がありましたが、今日では清水焼き(きよみずやき)を狭義の京焼とすることも多いようです。
京都にはろくろを使わず手によって仕上げる「楽焼」も有名ですが、「京焼」の枠組みには楽焼は含めないことも少なくないようです。
京焼の面白さは、基本的に京都では陶土や陶石が採れないために、土を他から持って来なければならない部分にあります。
地のものを使えないのは作陶にあたっては苦境ですが、そのために各地から土を運び、またブレンドして理想の土に仕上げることができたのです。
また、土が違うために必然、一つの技法に縛られることもなく、より良い器にするための方法をより自由にチョイスできました。
さらには良いと思った場合は他の窯の様式を「写す」ことも積極的に行っていたため、全国の風情を作り楽しめる下地があったのです。
加えて、前述のように文化の中心にして文化人が集まる関係から、彼らの審美眼にかなうだけの美しく作家性の高い焼き物が多く作られました。
技術の進展は江戸時代以降も続き、十七世紀には陶器作りに色絵を用いる技法が開発されました。
これは有田焼などの朝鮮からの影響を受けた窯に近い技でしたが、磁器ではなく陶器でそれを完成させたのは京焼が最初となります。
また近代以降も会社的組織での作陶に尽力したり、ガス窯や電気窯を導入するなど、常に最新を追求する進歩的な気風があります。
非常に技術的に優れ、かつ多彩な上に、現代では廃れてしまった作風も多いだけに、骨董としても大変な人気があります。年代ものであれば1万円以上が見込めます。
名手が手がけた良品で、かつ身元もはっきりしていれば10万円以上、人間国宝の作品なら50万円程度の買取価格がついています。
ただ、中には文化財的と言えるだけの価値ある品もあり、今後のためにも状態管理には目を配っておく必要があるでしょう。
『京焼』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の骨董品買取業者で鑑定
焼き物の買取りはリサイクルショップでも可能です。
しかし鑑定には高い専門知識が必要なため、リサイクルショップでは正しい価値で買取りされない可能性があります。
正しい価値で売るなら骨董品買取業者がおすすめです。
2,高く売るポイントは2社以上
骨董品買取業者の査定額は、お店によって価格差があります。
例えばあるお店が3万円でも、他のお店では6万円だった、というような価格差になった例もあります。
高く売るのであれば、2社以上の査定をして高いお店を見つけましょう。
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