【瀬戸焼】の買取価格、相場と詳細について

瀬戸焼（せとやき）とは、現在の愛知県瀬戸市近辺で製造される焼き物の総称です。日本六古窯にも数えられているほどに歴史の深い産地です。

元々灰釉作りや無釉薬の日用品などの素朴な品が作られていましたが、鎌倉時代の初め頃に技術が確立し、どっしりと重みのある古瀬戸と呼ばれる様式が完成します。

しかし、室町時代が終わり、上流階級の人々によって茶の湯が楽しまれるようになってくると、より鮮やかで細密な作風が全盛となります。

いずれも鮮やかさというよりも、染み入るようなわびさびを感じさせる黄瀬戸、瀬戸黒など、独自の風合いがある色味の茶器は非常に高い評価を受けました。

豊臣秀吉の朝鮮侵攻により磁器の技術と朝鮮流の色絵の技術が広まってくるにつれて、瀬戸焼は押されることになります。

しかし、さらに時代が進んだところで磁器生産にも乗り出すなど新しい技法を積極的に取り入れ、現代に至っています。

瀬戸焼の特徴は何と言っても釉薬から来る風合いの妙にあります。

素朴な釉薬で作られた古瀬戸の品はどっしりと、時代が進んで作られた瀬戸焼茶碗にはより洗練されたイメージを感じます。

深みのある瀬戸黒、黄瀬戸だけではなく、瑠璃色や青磁色など、実に多彩かつ見事な色遣いは、瀬戸焼ならではの仕事と言って良いでしょう。

また、時代に即して変わっていく柔軟性もあったために、今でも陶磁器なら「瀬戸物」と言われるほどの評判を得ているとも言えます。

極めて歴史がある上に新味もあるので、実用するにも収集するにも面白く、骨董としての人気は極めて高いものがあります。

良品なら安くとも1万円程度、有名作家ものなら5万円以上の買取価格となっています。

『瀬戸焼』を損せず高額買取してもらう方法とは？

焼き物の買取りはリサイクルショップでも可能です。

しかし鑑定には高い専門知識が必要なため、リサイクルショップでは正しい価値で買取りされない可能性があります。

正しい価値で売るなら骨董品買取業者がおすすめです。

骨董品買取業者の査定額は、お店によって価格差があります。

例えばあるお店が3万円でも、他のお店では6万円だった、というような価格差になった例もあります。

高く売るのであれば、２社以上の査定をして高いお店を見つけましょう。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。