有田焼種類焼き物
レア度
買取価格高い~お宝級
備考

有田焼(ありたやき)は、現在の佐賀県有田町を中心に製造されている焼き物の総称です。

製造工程では1300℃で焼成しており、叩くと金属音のような音がするほど強度が高くなっています。

素地が白いために絵付けをしてもより鮮やかに見える点も特徴です。

豊臣秀吉の朝鮮侵攻の際に、日本に来た李参平が、有田の土地に磁鉱(磁器の原料を産出する場所)を発見したのが隆盛の始まりです。

その特徴は、朝鮮流の焼成技術を磁器という日本ではまだ珍しかった素材に施したことに加え、色絵(赤絵)をつけるという技術進化を達成したことにあります。

これにより日本中で大人気となっただけでなく、輸出されて欧州の上流階級にも愛され、また皇室にも献上されたと言われています。

一般に「古伊万里」とされる豪華絢爛な絵皿などの焼き物から、より絵画的に細密な描写を実現した柿右衛門流など技法も様々に進化していきました。

一連の卓越した技術は徹底した秘密主義によって守られ、江戸期の職人たちは外界への接触すら不自由なほどでした。

江戸期には技術交流の結果開かれた窯も多い中、これだけの閉鎖主義は珍しいようにも思えますが、裏を返せばそれだけ技術に自信を持っていたことになりますね。

この秘密主義により有田焼の技術は、優位性を得ることになりますが、世界的に知られる「景徳鎮」との競争や技術漏洩、明治維新などによってその座は揺らぎます。

しかし今なお日本一流の評価は崩れてはおらず、現代に至るまで技は進歩を続けており、その評判もまた高い状態を保てています。

いわゆる瀬戸物と並んで日本の焼き物の代名詞とも言える有田焼ですので、中古市場でも極めて評価は高いですね。

買取相場は歴史的価値のあるものは2万円から10万円程度の買取価格となっています。人間国宝や人気作家の作品であれば30万円程度が期待できます。

しかし、有名であるために贋作も考えられる面も現実としてあり、しっかりした鑑定を経てからの結論をオススメしたいところです。

『有田焼』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の骨董品買取業者で鑑定

焼き物の買取りはリサイクルショップでも可能です。

しかし鑑定には高い専門知識が必要なため、リサイクルショップでは正しい価値で買取りされない可能性があります。

正しい価値で売るなら骨董品買取業者がおすすめです。

2,高く売るポイントは2社以上

骨董品買取業者の査定額は、お店によって価格差があります。

例えばあるお店が3万円でも、他のお店では6万円だった、というような価格差になった例もあります。

高く売るのであれば、2社以上の査定をして高いお店を見つけましょう。

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