【象牙彫刻】の買取価格、相場と詳細について

「象牙彫刻（ゾウゲチョウコク）」とはゾウの大きい歯を用いて作られる彫刻のことを指します。

象牙という物質は鉱物と比べると柔らかく、なおかつ適度な硬さを持っていることもあり、加工製品にするのに適しています。

そして中国では古代からずっと象牙彫刻を作るという文化がありました。もともと非常に貴重なものであったため、採れた象牙は一度王室に献上されました。

献上された象牙はそれを加工する専門の職人によって彫刻へと姿を変えたのです。

中国にはどの時代にもこうした高い技術を有する職人がいました。

つまり、象牙彫刻とは「貴重な材料を使って、特定の職人が作り出す芸術品」なのです。

彫刻を制作する際には浮き彫り、透かし彫りなどの高度な技法を用いてりった快感を生み出しています。

それにより彫りだした部分がよりくっきりと分かりやすく見えるようになります。

また、細部にわたるまで非常に精巧に作られている点は、日本の職人芸を彷彿とさせるものがあります。

総じて造形や装飾の美しさ、様々な技法を用いることによる表現力の豊かさはどの国で作られる彫刻にも見られない特徴と言えるでしょう。

清王朝の時代になると、象牙彫刻は主に二つの流派に分かれ、さらなる発展を見せました。

江南派の象牙彫刻は今までになかった新しい彫り方で躍動感を生み出しており、広東派のものは伝統を踏襲したうえでさらに精密な芸術作品をつくりあげていました。

「象牙彫刻」には1つにつきおよそ1万円円から20万円前後の買取金額がついています。歴史的価値があれば100万円以上となっています。

この芸術品には100グラム程度の軽いものから3キロを超えるような超大作までが存在しており、総じて重量が重いものの方が査定もよくなる傾向にあります。

『象牙彫刻』を損せず高額買取してもらう方法とは？

中国美術は長い歴史があり、鑑定にも豊富な経験が必要となります。

しかしリサイクルショップでは正しい鑑定を行うのは難しく、値打ちのある品物でも安く買取りされる可能性があります。

そのため専門の鑑定士がいる骨董品買取業者を選ぶことが大切です。

骨董品の買取価格は業者によって金額差があります。

高価な骨董品であれば数万円や10万円以上の金額差になることもよくあります。

そのため２社以上の査定をすることで高く売ることができます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。