種類 | 工芸品 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~高い | |
備考 | – |
鬼瓦とは、日本の家屋に用いられる瓦の一種で、特に棟の端、つまり一番人の目に触れる場所に用いられるということになります。
防火や耐震など様々な効用を見込まれて設置されるのが瓦ですが、棟の端に存在する要に設置される瓦は、魔除けの意味などもあり、「鬼」が形作られるようになりました。
その起源は現在内戦中のシリアの遺跡にあるという説もあり、意外にも東洋どころか中東、西洋文化の影響を受けている可能性が高い物でもあります。
もっとも一口に鬼瓦と言っても、リアルな形で鬼の顔が描かれている場合もあれば、火事対策に「水」の文字がかたどられたり、蔵に用いるために最適化されたものもあります。
木製でできた日本家屋において恐ろしかったのは何と言っても火であり、それを防ぐために「雲」が描かれることが多いのも特徴です。
かつてはもちろん全てが手作業だった瓦作りの中でも鬼瓦作りは特別で「鬼師」と呼ばれる専門の職人が一つ一つ作り上げていました。
手癖ではなく型紙からデザインをして丹念に丹念を重ねて目指す形に近付け、さらにはその家の構造にも合わせるなど、その仕事ぶりはまさに精妙。
加えて、室内で楽しむ芸術品とは違い、絶えず風雨に晒されることから、それに長期間耐えるだけの頑丈さも持たせなければならない匠の技の結晶とも言えるものです。
そのため、家の屋根に瓦が使われることが減った今でも、鬼瓦は厄除けのいわれと鑑賞性のある骨董品として注目を集めています。
相場は1,000円から50,000円程度の買取価格となっています。年代物の素晴らしい鬼瓦であれば価値は高くなります。
家を建て替える予定があるといった方は、忘れずに保管し、専門家に見てもらうことをオススメします。
『鬼瓦』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の骨董品買取業者へ申し込む
工芸品は品物により高額買取りになります。
しかし、リサイクルショップへ持ち込んでしまうと適切な鑑定は受けられず、安価で買取りされる可能性があります。
正しい価格で売るのであれば骨董品専門の買取業者へ申し込みましょう。
2,ポイントは2社以上の査定
骨董品の査定額は買取業者によって違いがあります。
例えばA社は1万5千円、B社は2万円、C社は4万円など、思ったより金額差が大きいのです。
そのため高く売るのであれば、2社以上で査定をすることがポイントになります。
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