【喜多川歌麿】の買取価格、相場と詳細について

「喜多川歌麿（きたがわ・うたまろ）」は1753年ごろから1806年に生きていた浮世絵師です。

彼が活躍した時代は江戸時代の後半であり、葛飾北斎や歌川広重といった有名陣よりは少し前に活動していました。海外では葛飾北斎とともに日本の二大浮世絵師と呼ばれています。

そんな彼が最も得意としたのは浮世絵の中でも「美人画」です。非常に繊細な描線を必要とする美人画を彼は優れた技術で描き上げています。

特にあえて全身を描かずに半身だけを描いた大首絵は彼の真骨頂ともいえるもので、限られた範囲の中で女性が持つ艶やかな雰囲気や細かな表情、しぐさに現れる心の内面を表現しています。

モチーフとなる女性をあくまでも神秘的な存在として取られるのではなく、あるがままに表現していることも特徴の一つで、美術品的な美しさだけでなく生身の女性が持っている官能的な美しさも描き出しています。

また、生身の人間が必ず持つ存在感や汚い部分も併せて描き出すこともしていました。

海外の絵画で女性をモチーフにしているものの多くは女性の美しさを神秘的に表現しているものが多いのに対して、彼の作品はありのままの姿を描いた点で、前衛的だったという事が出来るでしょう。

「喜多川歌麿」が手がけた作品には1点につきおよそ数千円から数百万円程度の買取金額がついています。

美人画を代表する作家でもある彼の作品は国内のみならず海外でも非常に高い評価を受けています。

2016年には彼の作品が史上最高額である8,800万円で落札されたこともあり、その需要は世界的にも高いものであることが分かります。

これだけの人気を持つ彼の作品ですから、専門の骨董品店に売却するだけでなくインターネットオークションでの売却も視野に入れると良いかもしれません。

『喜多川歌麿』を損せず高額買取してもらう方法とは？

浮世絵は鑑定が難しいため、専門のお店でなければ正確に査定できません。

もしリサイクルショップへ出してしまうと、どんな品物でも1,000円程度の買取りとなってしまいます。

骨董品専門の買取業者へ出すのが無難です。

あまり知られていませんが、骨董品の査定額は買取業者によって金額が違います。

もし１社でしか査定をしていないと、安く買取りされている可能性があります。

２社目では数万円も高くなることはよくあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。