彫金種類工芸品
レア度
買取価格少し高い~お宝級
備考

彫金(ちょうきん)とは、タガネを使って金属類を彫り加工する伝統的技法です。

他にも金属加工の方法は様々ありますが、金づちを使って行うものやメッキ加工等々とは、明確に区別化がなされています。

溶かした金属を金型に流し込む鋳造とはまったく違う繊細かつ精妙な造作ができるのが特徴で、そのため多くの作家に愛されてきました。

世界中に類似の技法はありますが、日本の彫金の歴史は古く、平安時代以前から精妙な名品の数々を見ることができますが、時代が進むごとに変化を続けてきました。

貴族たちの楽しみに用いられていったのが、武家の刀などにも施されるようになり、平和な江戸時代以降は日用品にも使われるようになりました。

繊細な技巧を持ち味としている上、立体性を出すこともできたので、大物だけではなく、ちょっとした物を仕上げるにも向いており、そこが受けたのかも知れません。

明治維新以降彫金職人の仕事は少なくなりますが、同時に技術が進んで金属が調達しやすくなり、伝統の良さが見直されたりもして、現在に至っています。

細い毛を描くように進める「毛彫り」や、立体性を持たせる「高肉彫り」など、極めて精妙な技法は現在でも圧倒的な存在感があります。

また宝飾品加工にも用いられる技術でもあるので、彫金は現在であっても比較的触れることが多い工芸とも言えます。

相当な手間がかかっている工芸品でもあり、作家性も全面に出しやすく、また、金属工芸の堅牢さもあるので、骨董市場でも比較的安定して買取価格が出やすい品です。

無名の作家の品であっても状態が良ければ数千円以上は望むことができますし、年代物なら10,000円から有名作家ものなら1,000,000円程度の買取価格となります。

元々実用品だった鍔などに彫金が施されていた場合、大名品の可能性もあります。

『彫金』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の骨董品買取業者へ申し込む

工芸品は品物により高額買取りになります。

しかし、リサイクルショップへ持ち込んでしまうと適切な鑑定は受けられず、安価で買取りされる可能性があります。

正しい価格で売るのであれば骨董品専門の買取業者へ申し込みましょう。

2,ポイントは2社以上の査定

骨董品の査定額は買取業者によって違いがあります。

例えばA社は1万5千円、B社は2万円、C社は4万円など、思ったより金額差が大きいのです。

そのため高く売るのであれば、2社以上で査定をすることがポイントになります。

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