種類 | 工芸品 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~お宝級 | |
備考 | – |
喫煙具とは、煙草を楽しむための道具です。
紙巻き、葉巻の煙草なども様々に加工されているため、広い意味では喫煙具と一体化していると言えなくもないですが、一般的にはパイプやライター、マッチや煙管(きせる)などを指します。
中世の大航海時代以降、広く欧州で楽しまれるようになった煙草ですが、日本にも十六世紀末に伝わり、それ以降市民の楽しみとなっていきました。
当時の人からすれば最先端の文化であり、また江戸幕府が開かれて天下が太平となり、一服する余裕が社会にできてきたのも不朽の一因だったと思われます。
もっとも、元々が舶来の品であるためか、江戸幕府も何度も禁煙令を出して取り締まりにあたったようですが、根本的な効果はありませんでした。
さて、江戸の人々に好まれたのは、ジャパニーズパイプとも言うべき煙管であり、単なる喫煙用具というだけではなく、より「粋」に豪華にと、蒔絵を施したり象牙や海獣の牙を使ったりと、贅の極みが尽くされたものも現れるようになってきました。
その後、明治維新を迎え、煙草も大量生産と利便性が求められる時代になると、今日私たちが想像する「タバコ」である紙巻きタバコが隆盛を極めるようになっていきます。
こうしたタバコは大量生産品ですが、機能性と美しさを追求したオイルライターが人気を博するなど、喫煙具に「粋」を求める風潮は今も健在と言えるでしょう。
相場では喫煙具は10,000円から500,000円程度の買取価格となっています。
中でも価値があるものと言えばやはり煙管になります。
今でも工業的に生産されていますが、江戸期や明治の頃に作られた、象牙や海獣の牙を用い、精密な造作を極めた品であれば、一点あたり100万円以上と、まさに芸術品並みの値がつくこともあります。
また、欧米で根強い人気を誇るパイプも、年代物のアンティーク品であればかなりの価値があります。有名なパイプ作家によって丹念に作られた品々も、数十万以上の高額買取りが期待できます。
とは言え、近年の煙草離れの風潮により、喫煙具に関心がない方も急増しており、そのため骨董品としての喫煙具の価値も低落していると言われています。
恐らく今後も煙草を排除していく動きは続いていくでしょうし、手放すなら早い方が良い品物とも言えるでしょう。
『喫煙具』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の骨董品買取業者へ申し込む
工芸品は品物により高額買取りになります。
しかし、リサイクルショップへ持ち込んでしまうと適切な鑑定は受けられず、安価で買取りされる可能性があります。
正しい価格で売るのであれば骨董品専門の買取業者へ申し込みましょう。
2,ポイントは2社以上の査定
骨董品の査定額は買取業者によって違いがあります。
例えばA社は1万5千円、B社は2万円、C社は4万円など、思ったより金額差が大きいのです。
そのため高く売るのであれば、2社以上で査定をすることがポイントになります。
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