SLシリーズ切手
レア度
買取価格額面通り
額面20円
発行年度1974年

1974年の11月から1975年の6月にかけて、全10種発行された特殊切手がSLシリーズです。買取価格は2種類ペアで100円以下、シートで500円程度になります。

SLとは蒸気機関車 (steam locomotive)のこと、SLが牽引する列車のことを汽車もしくは機関車、蒸気機関を用い推進する船は蒸気船や汽船と言います。

蒸気機関車の発明者はイギリスの機械技術者リチャード・トレビシック(1771年~1833年)です。

蒸気を噴出して回転力を得る蒸気機関は紀元1世紀頃には発明されており、鉱山の監督の息子であるトレビシックは幼児の時に銅鉱から水を汲み上げる蒸気機関を見て育ちました。

動力源として蒸気機関を発明したイギリスは鉄鋼業や機械工業が盛んに、世界最初の実用的な蒸気船は1783年に作られ、人間が乗れる世界初の蒸気機関車は1804年に初走行されています。

当時の日本は鎖国でしたが、通商を求め外国船(蒸気船)で訪れる要人に対して、飲料水や燃料の給与を認めた薪水給与令を打ち出した頃です。

蒸気船の燃料は石炭でしたが、当時の日本の燃料は薪がメイン、そのため蒸気船でも燃料を石炭に拘らず、非常時には薪も用いられていました。

日本に初めて蒸気機関車の模型を持ち込んだのは日露和親条約を締結したロシア人(1853年)、日本で初めて鉄道(新橋~横浜)が開通したのが1872年、投入された車両はイギリス製でした。

明治政府によって鉄道技術の国産化が急ピッチに進められ、日本初の国産蒸気機関車はイギリス人技術者の下で1893年(明治26年)に製造されました。

日本でオリジナル蒸気機関車が造られるようになったのは大正時代に入ってから、電気機関車などを含めた日本の機関車で現在まで最多の生産が行われたのは「デゴイチ」の愛称で知られるD51形蒸気機関車です。

デゴイチは太平洋戦争(第二次世界大戦)中に大量生産、製造総数は1184両に及び、国内外で活躍しました。

SLシリーズの第1集として1974年にはD51形式とC57形式、1975年には第2集としてC58形式とD52形式、第3集として8620形式とC11形式、第4集として9600形式とC51形式、第5集として7100形式 右:150形式が発行されています。

SLは動輪の数の違いによって形式が異なり、4個はD形式、3個はC形式となります。

『SLシリーズ切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

特殊切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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