上総の海路・芙蓉に雀ペア切手
レア度
買取価格額面通り
額面90円 110円 130円
発行年度1999年

「上総の海路・芙蓉に雀ペア切手」は、平成11年の国際文通週間で発行されました。

葛飾北斎の「富嶽三十六景」と北斎筆の「花鳥画集」の絵を採用しています。額面ごとに2種連刷の豪華版です。

90円上段は「上総の海路」で、帆かけ船が俵を積んで波を横切っています。丸く広がる水平線の向こうに富士が見えています。

上総は現在の市原市で、その辺りの海岸線が描かれています。下段は「芙蓉に薦雀」で、空に向かって元気よく開いたフヨウの花と空中で羽根を開いたスズメの組み合わせです。

110円上段は「山下白雨」で、大きな富士山の麓には雷がとどろき、頂上付近では雲が広がっています。

青空と雲と雷、一枚の絵の中の気象の移り変わりが面白いです。下段は「菊に虻」で、数種類の菊の花が淡い色彩で細筆されていて、その観察力に驚くばかりです。アブはお愛嬌でしょうか、一匹飛んでいます。

130円上段は「深川万年橋下」で、船を通すためか大きく湾曲した太鼓橋の上を大勢が行き来しています。橋の下で釣り糸をたらしている人、何槽もの小舟も行きかい江戸湾へと続く賑いがわかります。

下段は「牡丹に蝶」で、大輪の牡丹は風が吹いて花も葉も左の方へなびいています。その上を紫アゲハが優雅に飛んでいます。

ふわりとした牡丹の花びら一枚一枚、裏表を見せるところは北斎ならではです。

葛飾北斎は、江戸後期の浮世絵師で「富嶽三十六景」は、日本各地から見える富士ですが、その奇抜な構図や匠な技でゴッホやモネなど海外の画家にも大きな影響を与えました。

切手は、各900万枚発行。買取価格は額面程度となります。

『上総の海路・芙蓉に雀ペア切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

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