大和絵 群鶏(鳥)切手
レア度
買取価格額面通り
額面50円
発行年度1973年

「大和絵 群鶏(鳥)」切手の意匠は、江戸時代の絵師 伊藤若冲が71歳のときに描いたものです。簡略化されたサボテンと、躍動感を持っている鶏の尾羽が印象的です。

鶏は水墨画を用いて描かれていますが、それに加えて精密な描写を織り交ぜて描くことにより、コントラストがはっきりとした作品となっております。

伊藤若冲は写実的な表現と想像力がうまく調和した作品から、奇想の画家として名を馳せております。

1716年に問屋の息子として生まれました。伊藤家が問屋で行っていたのは、単なる小売だけではなく、商人に場所を一時的に貸して、商人の関係性を調節して売り場を使った料金を徴収する、流通業者でした。

伊藤が23歳のときに父親がなくなったので、家業を継ぎますが、彼は絵を描くこと以外の一切に興味を持たず、商売にも熱を入れずに、お酒も飲まないで、1度も結婚しなかったと言われています。

家業を継いでいた際に、伊藤が2年間隠棲する事件が起き、青物売りからクレームが来たという話もあります。

1755年、伊藤は40歳のときに隠居をして、それから絵を描き始めます。1758年より動植綵絵(どうしょくさいえ)という、伊藤の代表作の1つと言われる作品を書き始め、1759年の10月より、鹿苑寺大書院障壁画を制作します。

1765年になると、実家の仕事を担わせようとした末っ子が帰らぬ人となってしまい、動植綵絵などの絵画を、無償提供します。

このとき既に、伊藤は自分の死んだ後のことを考えており、屋敷の一部分を高倉四条上ル問屋町に渡しました。

代わりに、問屋町が伊藤が没した日に供養料に青銅3貫文を、相国寺という寺に納めてもらうように契約を交わしました。

切手の買取価格は美品なら1枚50円、10面シートで500円程度となります。

『大和絵 群鶏(鳥)切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

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もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

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