レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 80円 |
発行年度 | 1999年 |
1999年に発行されたふるさと切手の1つになります。
岡山県と広島県を跨いで走る鉄道井原(いばら)線が、同年1月に開通することを記念して同日に発行された切手です。
鉄道井原線は、岡山県総社市と広島県神辺町を結ぶ鉄道になりあいだは清音村、真備町、矢掛町、井原市を通ります。
岡山県の南エリアと備後圏域を結ぶ「都市間旅客輸送路線」として当時注目され、現在も沿線地域における産業や経済、観光などの地域振興と発展において極めて重要な役割を担っています。
その歴史は深く、昭和41年(1966)の国鉄時代、5月14日に国鉄井原線としての工事を着手したものの、その後の国鉄再建法施行により国鉄井原線はいったん建設が中止されています。
ただ、以前より井笠鉄道という会社が鉄道運行をしていて、国鉄の計画が決定したのと同時に井笠鉄道が同社に買収されたことから、この区間の建設は地元住民などにとっては死活問題であり、昭和61年(1986)に今のすがたの「井原鉄道」が、岡山・広島県と周辺自治体が中心となって設立され、すでに完成していた高架線や路盤を利用し工事が再開されました。
洋画作家の森 昌俊(モリ マサトシ)氏が原画作者となった切手の意匠からはなかなか伺い知れない歴史ですが、そういった背景を鑑みながら見直してみるのもよいでしょう。
仕様は、80円郵便切手で、意匠は「鉄道井原線開通」となり、印画寸法が縦33.0mm×横22.5mmの標準的な物です。
版式刷色はグラビア5色。シート仕様も標準的な、20枚(縦5枚×横4枚)です。
当時の販売エリアは比較的限られていて、広島県や岡山県、島根県、それに、鳥取県と山口県内の各郵便局、となっています。
上記の郵便切手を10枚収めた「ペーン」の仕様は、名称が、ペーン・鉄道井原線開通。シート寸法が、縦190.0mm×横51.0mm。構成は、縦5枚×横2枚です。
現在の入手手段は、専門店、インターネットサイトでの販売が見られますが、当時の販売地域が限られていたためか、流通量はけっして多くなく、また価格もやや高値の傾向です。
切手を買取業者に出す場合、買取価格は20枚シートで1600円前後になります。
『鉄道井原線開通切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手専門の買取業者が有利
ふるさと切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。
もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。
2,1社だけの査定はもったいない
切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。
ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。
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