証城寺の狸ばやし切手
レア度
買取価格額面通り
額面62円
発行年度1989年

今から約30年ほど前の1989年、千葉県「証城寺の狸ばやし」というふるさと切手が、発行されました。

まん丸のお月さまを背景として、可愛らしいたぬきが2匹描かれており、アニメ風のタッチは、特に小さな子供達に人気がありそうです。俳優の中尾彬氏がイラストを描いたことでも有名です。

証城寺の狸ばやしは、皆さんも一度は聞いたことがある童謡ですよね。「つ、つ、月夜だ、みーんな出て来い来い来い」思わず口ずさんでしまうリズムで、日本人なら誰もが知っている名曲です。

この、月夜だからたぬきのみんなは出てきておいでよ、というフレーズの部分が、切手のデザインに採用されたようです。

この童謡は、実際に千葉県にある證誠寺(しょうじょうじ)に残る、たぬき伝説をモチーフにしたものです。

たぬきという動物は、昔から日本各地に伝説が残るほど、不思議な存在でありました。日本三大狸伝説の一つでもある、證誠寺のたぬきについて、少しご紹介していきます。

遠い昔、妖怪に化けて人間を脅かすたぬき達がいました。ある時、一人のお坊さんをいつものように脅かしましたが、お坊さんは全くびくりともしません。

なんとしてでも脅かしてやる、そう決意したたぬきの大将は、お坊さんが寝ているお寺の庭で、お腹を鳴らしながら楽しそうに踊ってみました。

ところが、お坊さんは驚くことなく、むしろ自ら三味線を持って、たぬき達の輪の中に入っていきました。

負けじと大きな音でお腹を鳴らす、たぬきの大将でありましたが、ある晩お腹が破れて死んでしまいました。それを見たお坊さんは、たぬきを可哀想に思い、手厚く供養しました。

楽しいお話ではありますが、最後はなんとも悲しい結末になってしまいます。実際に證誠寺には、たぬきを供養した際に作った塚があるそうです。

買取価格は20枚シートで1,200円前後になります。

『証城寺の狸ばやし切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

ふるさと切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

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切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

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