うたせ船切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度1999年

この切手は1999年8月2日に熊本県を中心とした九州地方で販売されたふるさと切手です。額面は80円で絵柄には写真家の宮井政次さんが撮ったうたせ船の写真が採用されていました。

ここに描かれている船は打瀬網漁(うたせあみりょう)で使われている船です。

この船は帆を2,3枚張っており、風の力のみで袋網を動かします。風の力のみで動かすため毎日漁をすることはできません。

その代わりに生態系を壊すことなく漁が出来ます。それに加えて、海の底にあるごみを一緒に取ってくるので環境に優しいことも利点です。

この漁法ではクルマエビやカレイ、スズキを取っています。何枚もの帆が風に揺れる様子は非常に美しく、不知火海を彩るものとなっています。

その起源は400年前に外国で開発されたと言われており、それが江戸時代に熊本県に伝わったと言われています。

熊本県では1981年からは観光うたせ船という取り組みを始めています。観光客にこの船の行う伝統的な漁法を体験してほしいという願いを込めて始められ、人気を博しています。

この船を使った方法は熊本県のみならず東京都など様々な県で行われていました。しかし高度経済成長期の直前を境にして環境の変化や毎日できないので効率が良くないということでだんだんやらなくなっていきました。

現在でも行われているのは北海道のホッカイエビの漁業で、これはホッカイエビの餌場を傷つけないようにするためです。

この切手の相場は買取りの場合、シートで1600円前後と額面通りとなっています。

ただ他の切手と一緒に査定をすると価値が高くなることがあります。

『うたせ船切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

ふるさと切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。