レア度 | ☆ |
---|---|
買取価格 | 額面通り |
額面 | 50円 |
発行年度 | 1999年 |
識名園切手は1999年10月28日に沖縄県で発行されたふるさと切手です。
額面は50円で2枚の切手で1枚の絵を構成しています。絵柄には御殿と石橋と六角堂の3つが描かれています。
識名園は沖縄県の那覇市にある歴史的建造物で、18世紀ごろに作られました。廻遊式庭園の形になっており、琉球王家の別邸としての扱いがありました。
中国様式と琉球の様式が混合したつくりになっているのが特徴で、中国の支配下にありながら、独立した琉球王朝であったというこの時代の琉球の立ち位置を見て取ることが出来ます。
完成したのちは、中国からの使者をもてなすための施設として利用されていました。現在で言うところの迎賓館のような役割を果たしています。
この内部には展望台がありますが、ここから海を見ることはできない仕様になっています。これは琉球王国をさらに大きく見せる意図があったのではないかと伝えられています。
この様に外交的な役割を果たしてきた識名園でしたが、第二次世界大戦の戦火の中で全焼してしまいました。
現在はユネスコの世界遺産としても登録されていますが、いま現存するものは1995年に復元されたものになります。
識名園切手が発行された年からは短歌の会や伝統芸能の発表会が行われるようになり、沖縄県の文化の交流場所にもなっています。また、庭園の中で植生するシマチスジノリは国の天然記念物となっています。
以上からわかるように、識名園は観光スポットとしての役割だけでなく、沖縄県独自の文化の発信地としても大切な役割を果たしていると言えます。
識名園切手の相場は20枚セットの1シートで1000円前後の相場になっています。
最近の切手なので額面以上での売却は難しいですが、現在も使える切手になるので額面に近い金額で買取りをすることが出来る切手です。
『識名園切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手専門の買取業者が有利
ふるさと切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。
もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。
2,1社だけの査定はもったいない
切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。
ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。