1967年テレビ局開局切手
レア度
買取価格額面通り
額面3セント
発行年度1967年

アメリカの施政権下に置かれていた沖縄において、テレビ放送も日本放送協会ではなく沖縄放送協会が琉球政府の指揮下で運営されていました。

そして1967年、沖縄本島のみならず、宮古島や石垣島にもテレビ放送が届くように、宮古島放送局と八重山放送局が開局しました。

それを祝した記念切手が、その年の12月22日に130万枚発行されました。

券面には宮古島と石垣島の地図と、テレビ塔のイラストがデザインされています。

宮古島の地図にはKSDY、石垣島の地図にはKSGAと書かれているのですが、これは呼出符号と言われるものです。

正確には宮古島放送局はKSDY-TV、八重山放送局はKSGA-TVとなります。そして「宮古・八重山テレビ放送局開局記念」と記されています。

琉球郵便から発行されていて1枚3セントと書かれているのがアメリカの施政権下にあることを如実に表しています。

沖縄におけるテレビ放送(とくにNHK )は、戦争によって様々な影響を受けました。

1942年にNHKによって沖縄放送局が開設されたのですが、その3年後の3月23日、沖縄空襲によって機能停止状態に陥ってしまい、3日後には正式に閉鎖されてしまいました。

戦後、1961年にNHK那覇放送通信局が開設されたものの、米軍政下にあったので「海外総支局」といった扱いで運営されました。

ですが、1965年に沖縄を訪れた当時の内閣総理大臣・佐藤栄作は先島地区にもテレビ局を設置してほしいとの訴えを聴き、翌年には沖縄先島地区テレビジョン放送施設建設計画を取りまとめて発表。

そして、1967年に先島地区の宮古島と石垣島周辺の島々にテレビ放送がはじまったのです。

現在の買取価格は、1枚3セント×20枚の1シートで400~500円となっています。

『1967年テレビ局開局切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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