1972年沖縄返還協定批准切手
レア度
買取価格額面通り
額面5セント
発行年度1972年

この切手は切手趣味週間の切手と並んで、最後の沖縄切手となります。絵柄はアメリカ国旗と日本国旗が上半分に並べて描かれており、その下を平和の象徴である白い鳩が羽ばたいています。

沖縄切手とは、琉球切手とも呼ばれており第二次大戦後にアメリカに占領された沖縄で、1945年から22年間の間発行された切手になります。

発行された当初は「B円」と呼ばれる、アメリカ軍が発行した軍票での額面が記されていました。その後後期には本土と同じ通貨である、ドルでの表記がされるようになりました。

今回取り上げた沖縄返還協定批准切手は1972年の4月に発行されたものですが、沖縄切手自体が同年の6月3日をもって効力を失ったため、実際に使用できたのは2か月ほどとなります。

切手の額面は5cとなっていますが、現在は1枚ばら売りであれば美品で30円、1シートでも300円台とかなり手に入りやすい価格となっています。

これは沖縄切手発売後期の頃に投機目的で大量に沖縄切手が購入されたため、現存数が多いことも理由ではないかと考えられます。

沖縄返還評定批准切手では前述したように、アメリカ国旗である星条旗と日本の国旗である日の丸とが並んで描かれています。

実はこの切手と同じように、アメリカ国旗と日本の国旗がどちらも描かれている沖縄切手として、植樹祭記念切手が1967年に発行される予定となっていました。

しかしこの切手は星条旗より日本国旗の方が上に描かれているということが問題となり、発売直前に発行されないことが決定されました。

このときの公的な発行中止の理由としては、両国旗が単色で描かれていることが国際的に問題であるというものでした。

その過程を踏まえたこともあってなのか、沖縄返還批准切手はカラーで刷られています。

『1972年沖縄返還協定批准切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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