レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 9セント~35セント |
発行年度 | 1960年 |
「米ドル改訂加刷」は、1960年航空料金用の切手が不足したために、使われなくなった在庫のB円切手に額面が加刷された切手です。
図柄は、「抱瓶」改訂9¢、「やなぎ節」改訂14¢、「東道盆」改訂19¢、「七目付」改訂27¢、「絣」改訂35¢の5種。「文化財シリーズ工芸・舞踊」が使われています。
ここでも加刷による不揃いが、「またか!」と思うほどたくさん散見されます。印刷の段階では細心の注意を払って作業したはずが、急いだばかりに、なかなかうまく行かなかったようです。
例えば、「抱瓶」改訂9¢では逆加刷や幅が狭い、下方ずれ。「やなぎ節」改訂14¢では、横ストリップ。「東道盆」改訂19¢では、横ストリップ、幅が狭い、「訂」の一部欠けなど。
「七目付」改訂27¢では、横ストリップ、接触「改」。「絣」改訂35¢では、横ストリップが見られます。いずれの切手も、現在数千円~で取引されています。
特に、「抱瓶」の逆加刷は、レア中のレアで数万円という高値が付きます。
航空切手という関係でいうと、戦後の沖縄ではノースウエストとパン・アメリカン航空が初の郵便物を搭載してきました。その後、域内航空やCAT、エア・アメリカ、西南航空、沖縄航空が郵便物を搭載しています。
本土と沖縄の直行便の郵便物の扱いは、1956年に福岡=沖縄戦開設になります。
1960年にようやく、東京=大阪=福岡=那覇線が開設され本格的に郵便が搭載されました。この年の本土間の航空郵便は基本料金が9¢で、「抱瓶」改訂9¢ですね。
ちなみに、世界統一利用金の航空書簡(エログラム)は、15¢でした。航空郵便のほうが安かったため、本土宛にはほとんど利用されなかったそうです。
切手の買取価格は全5種で1,000円前後になります。
『米ドル改訂加刷切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む
沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。
しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。
切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。
2,高く売る秘訣は2社以上で査定
実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。
数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。