レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 3セント |
発行年度 | 1963年 |
「1963年成人の日」切手の買取価格は30円前後になります。
意匠は、若い男女の碑です。成人の日は、それぞれの市町村で二十歳になった人を招いて成人式を催す日です。
成人式のルーツは、元服と裳着です。前者の元服は日本古来の通過儀礼のようなイベントであり、12歳から16歳の男子が対象となっていました。
髪を結い、幼名より新たな名前に変えて、冠を被りました。江戸時代になると、貴族だけが儀式を細かい箇所まで伝承し、その他の農民であったり、商人であったりは、前髪を切るだけの催しとなりました。
後者の裳着は“裳”という名称の衣服を身に纏う催しを、女性が12歳から16歳の結婚のときであったり、結婚が成立しそうであったりするタイミングで行います。
これは常駐階級の貴族のしきたりであり、農民などの庶民には別の成人式が催されていたそうです。
それは場所によって変わります。例を挙げると、「1人でシカを捕まえることができれば成人」であったり、「米俵を1人で運搬可能となったら一丁前」のような、通過儀礼がその土地その土地に根付いていました。
比較的メジャーなのは、12歳から14歳の間に催される“ふんどし祝い”と呼ばれているものです。男性は親戚の女性より贈与されるふんどしをしめました。
20歳になると成人式が催されるようになったのは、戦争が終わった後であると言われています。地域に住んでいる成人を一カ所に結集させて式典が催されました。
1946年に埼玉県で行われた“青年祭”から発症しているようで、その後日本各地に波及して、1949年1月15日に“成人の日”となりました。
そのころは成人の日は1月15日と定められていましたが、西暦2000年からハッピーマンデー法が施行されたため“成人の日”が固定されていません。
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