文化財シリーズ・工芸品切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面4円 15円 20円
発行年度1954年

「文化財シリーズ・工芸品」は、1954年に「抱瓶(だちびん)」、「東道盆(とんだーぶん)」、「絣」の3種が発行されました。

「抱瓶」は、沖縄独特のもので泡盛を入れるために陶器で造った携帯用の器です。三日月形か菱形で体にフィットして、両方に紐を通す穴があり腰に付けて狩猟に出かける時に使っていました。

陶器版ポシェットといったところです。貴族などの注文品で、同じ柄のものがないそうです。

「東道盆」は、2段になった大きな円卓で行楽の時に貴族たちが皆で囲んで食事をする時の盆です。朱塗りの豪華なもので、中華料理店の円卓のように料理を乗せた盆が回転します。

「絣」は、14世紀頃に大陸から伝わってきました。芭蕉の葉を細く裂いた繊維を織り上げると、張りのあるさらりとした風合いの布ができます。

暑い沖縄地方にぴったり合っていて、今も愛用されています。大宜味村喜如嘉が産地として有名ですが、一日に1~2メートルしか織れない高価なものです。

切手の図柄は、それぞれの工芸品の写真がデザインされたものとなっています。買取価格は100円~数百円となっています。

抱瓶は額面4円・濃い茶色、現在100円位。東道盆は額面15円・朱色、現在14円。絣は額面20円・淡い橙色、現在400円位で取引されています。

米軍占領下の沖縄では、1949年から「軍票B円」が正式通貨となっています。沖縄の軍従事者が基地から外に出て使用するためのもので、1958年ドルに変換されるまで使用されていました。

切手の額面も同じ時期からB円となっています。この約10年間に発行された切手がB円切手として、別のジャンルで分けられています。

愛好家の間では「デッドカントリー」と呼ばれ、とても人気が高くなっています。

『文化財シリーズ・工芸品切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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