レア度 | ☆☆ |
---|---|
買取価格 | 額面通り~少し高い |
額面 | 15円 20円 35円 45円 60円 |
発行年度 | 1957年 |
「凹版天女航空」は、天女が空を飛ぶことからエアメール用として1957年に発行されました。図柄は、笛を吹く天女が優雅に空を飛んでいます。沖縄に古くから伝わる羽衣伝説にちなんだものです。
額面ごとに色違いで、15円青緑、20円紅、35円黄緑、45円茶色、60円灰色の5種。
「天女航空」には、第1次~第3次があり、第1次「天女航空」は1951年発行で、天女が雲の間を右向きに飛んでいます。
第2次「天女航空」は上記で紹介したもの。第3次「天女航空」は1959年発行で、円からドルへ変換となったため第2次に額面が加刷されています。
戦後の沖縄は、1948年から「B円軍票」が正式通貨となります。
B円軍票とは、軍従事者が基地の外で買い物をする時、ドルから円に変換したもので、これがB円と呼ばれています。その後、1959年に正式通貨が円からドルに切り替えらました。
切手も同じような道をたどっています。僅か10年間しか発行されなかった、いわゆるB円切手はとても珍しいものです。
第1次~第3次「天女航空」にはB円とドル表記のもの、両方があるので間違えないようにしてください。
また、加刷はインフレやその他の事情で正刷切手が間に合わないときに急いで発行されるものなので、印刷の際にかすれやずれなどか生じやすくなります。
この不揃いのところが世界に一枚しかないというので、マニアにはたまらないお宝となります。例えば、「天女航空」加刷9¢には逆加刷というのがあり、現在10万円というプレミアがついています。
「凹版天女航空」は、現在1,000円前後で取引されています。額面の高い60円は2,000円前後になることがあります。
また、紅のなかに「琉球郵便」の球にひげつき球があり、こちらは15000円位となります。
『凹版天女航空切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む
沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。
しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。
切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。
2,高く売る秘訣は2社以上で査定
実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。
数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。