レア度 | ☆☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
額面 | 8円 12円 16円 |
発行年度 | 1950年 |
「はと航空」は、1950年2月に発行された航空切手で、ハトに沖縄の地図がデザインされています。色違いで3種、額面8円・青、12円・緑、16円・紅。
第2次普通郵便切手の発行にあたり、沖縄の在留司令官の提案で懸賞付きで図案が公募され、200人の応募がありました。普通切手の額面ごとに9人が選ばれています。
入選した図案は、普通切手が、「唐じし」「沖縄乙女」「首里城」「竜の頭」「琉球婦人」「貝殻」の5種、速達用は「たつのおとしご」、そして航空切手の「はとと地図」、最後に1円往復・はがき「榕樹」が採用されました。はと航空は7等の入賞作品で、沖縄初の航空切手です。
これらの切手は全種、琉球郵便の代わりに「RYUKYUS」と表記されているのが珍しいところです。
沖縄の地上戦は悲惨なものでしたが、戦後の占領軍と沖縄島民のこうした交流を垣間見ると、切手の公募による発行などもその傷跡を癒やす小さな試みだったのでしょう。
これに先立って「第1次普通郵便」は、1948年に額面ごとに7種発行されています。「ソテツ」2種、「鉄砲ユリ」2種、「唐船」2種、「農夫」1種。沖縄地区の郵便料金の有料化に伴った初の正刷切手です。
戦後すぐに暫定切手といわれるものが使用されましたが、沖縄本島や奄美、久米島、宮古、八重山など地区ごとに料金も異なっていました。沖縄全土の料金統一によって、第1次普通切手が発行されたものです。
「はと航空」は発行枚数が各20万枚と少なく、国名表記が「RYUKYUS」、B円切手と収集家の間ではプレミアものです。現在、16円が360円、12円が1000円、8円が2500円位です。3種揃えば5000円位で取引されています。
『はと航空切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む
沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。
しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。
切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。
2,高く売る秘訣は2社以上で査定
実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。
数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。
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