芦ノ湖航空切手
レア度☆☆
買取価格少し高い~高い
額面8銭5厘 9銭5厘 16銭5厘 18銭 33銭
発行年度1929年

航空切手は国際間の航空郵便用に使用される切手のことですが、原型は伝書鳩による郵便伝達だと言われています。

その後、1785年に気球を使用した航空郵便サービスが開始され、普仏戦争のときも包囲下のパリで外部との通信手段として気球が用いられました。

本格的に飛行機を使用した航空郵便が最初にできたのはイギリス領インドで、世界初だと言われています。

日本では戦前の1929年に航空便輸送用として初めて発行されました。

終戦後しばらくはGHQにより国際郵便事業を禁止されていたことから切手自体が廃止されていた時期もありますが、1950年からまた発行が再開されました。

最初に発行されたのがこの切手で、最初に4枚発行され、その後料金が改定されたことにより追加された1枚の計5枚あります。

面白いのが、航空切手なのに航空機が描かれていない「きじ航空」の切手というのもあります。

この頃はまだGHQにより日本の飛行機の所有が認められていなかったので「きじ」だけのデザインになったそうです。

また、世界に出回る日本の切手ということで、日本らしいきじの絵がデザインとして採用されました。

芦ノ湖航空切手は、芦ノ湖の湖の上を飛行機が飛んでいるいたってシンプルではありますがかっこいいデザインで、インターネットなどで検索すれば切手の図柄を見ることができますので是非ご覧ください。

1929年の10月~1934年の3月に発行され、33銭、18銭、16銭5厘、9銭5厘、8銭5厘の5種類あります。先述のように航空料金が途中で改定されたため、9銭5厘だけ1934年3月に発行されました。

買取価格は9銭5厘、16銭5厘、18銭が美品で1,000円程度、8銭5厘が3,000円、33銭が2,000円程度となっています。

また芦ノ湖航空4種組合せの小型シートは希少価値が高く、美品であれば数万円の高額買取りになります。

図柄の機体は「フォッカー3発式」と呼ばれていて、フォッカー航空機製造と呼ばれるドイツの航空機メーカーのアメリカ支社が開発した飛行機の機種です。

切手ファンの方のみならず、航空機などにご興味あり方も是非コレクションしてみるといいかもしれません。

『芦ノ湖航空切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

航空切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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