【五重塔航空切手(円位)】の買取価格、相場と詳細について

五重塔航空切手には「円単位」表記のタイプがあります。銭位の切手から銭の位を取り除いた額面になっています。
銭の単位の通貨がもうほぼ使われなくなったことにより、円のみの表記となりました。

図柄は航空切手と言われるだけあって、大きく航空機が描かれています。ただし、国産機ではなくアメリカの航空機となりますが、その右隅に小さく五重塔があります。

この図柄は円・銭どちらの切手でも同じで、違うのは円の横に銭の位が付いてないだけです。よって、すっきりとした切手のデザインになりました。

額面は40、30、25、20、15円の5種類です。この中で1つだけプレミア切手があります。それは額面が20円の切手です。

五重塔航空切手(円位)の20円は2,000円程度の買取価格となっています。その他の額面は100円程度と価値は低くなります。

航空切手は航空機を使った郵便のために発行されました。普通郵便としても使用はできるのですが、高額過ぎるため通常での用途に使う機会はなかったと思われます。

発行された当時日本はGHQの統治下にあり、国内では航空機の保持が禁止されていました。そのためアメリカの航空機がデザインとして使われたのです。

その中でも五重塔を使うことによって、日本の切手だと表しました。

戦前にも航空切手の発行はありましたが第二次大戦中はしばらく発行が止まっていました。

戦後に再開されますが、1953年11月をもって国内航空郵便は速達郵便に統合され、航空切手は無くなることになります。

『五重塔航空切手(円位)』を損せず高額買取してもらう方法とは？

航空切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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