第二次昭和切手
レア度
買取価格額面通り
額面1銭~40銭
発行年度1942年

「第二次昭和」は、昭和17-21年に発行された普通切手で全19種あります。

「女子工員」「木船」「乃木希典」(朱)「乃木希典」(糊、目打ちなし)「乃木希典」(茶)「八紘基柱」「東郷平八郎」(5円)「産業戦士」「東郷平八郎」(7円)

「大東亜共栄國」「筥崎宮の勅額」「筥崎宮の勅額」(目打ちなし)「少年航空兵」「靖国神社」(17銭)「富士と桜」「靖国神社」(27銭)「厳島神社」「オーロワンピ灯台」(凹版)「オーロワンピ灯台」(凸版)。

価値は低く、買取価格は数十円~百円になります。ただこの時期は印刷ミスが多いので、予想外の査定金額になる可能性もあります。

女子工員の図柄は、白い頭巾をかぶり士気高揚とした女性の横顔が画かれています。

木船は、戦争最中になって鋼鉄製の船が造れなくなり、木造船を組み立てているところです。

乃木希典は、明治時代の陸軍大将で、日露戦争を勝利に導いたわが国の英雄。明治天皇に殉じて自刃し「道」を貫いた人です。東京に乃木神社が建立されています。

東郷平八郎は、明治時代の海軍大将で日清・日露戦争を勝利に導いたわが国の英雄。乃木大将と同じように、東京に東郷神社が建立されています。

大東亜共栄國は、当時の植民地と風にたなびく椰子の木で、戦況が悪化していることが、兵士や国民には知らされていなかった頃のことです。

筥崎宮の勅額は、福岡の筥崎宮の楼門に掲げられており、鎌倉時代の亀山天皇によって書かれたもの。

産業戦士は、生産増産のために、学徒動員で多くの若者が工場で働いていました。切手の図柄は、戦闘機と金槌で作業をしているところ。

靖国神社は、戊辰戦争や明治維新にかけて戦没者を祀るために明治5年に建立。第一次、第二次大戦で亡くなった多くの戦没者もここに祀られています。

富士と桜は、日本の象徴として第一次昭和切手でも発行され、改版したもの。厳島神社は、平安時代・平清盛によって海上社殿が造営されました。以来、朝廷や武士によって海上の守護神として崇敬されています。

オーロンワンピ灯台は、台湾の最南端に位置する灯台で、統治時代は日本でもよく知られていた名称です。八紘基柱は、日本書紀に基づいて昭和15年に建国2600年に宮崎市に建てられた塔です。

今は、「平和の塔」と名称が変更されています。切手の図柄は、富士山を背景にして八紘基柱がデザインされています。
少年航空兵は、凛々しい顔つきで航空帽をかぶり敬礼しています。菊の御紋入り。

第二次世界大戦の、戦時色の強い切手が発行されています。切手では、ベテランの印刷工が徴兵でいなくなり、物資不足もあって、イレギュラーな印刷が多く見られるそうです。

『第二次昭和切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

普通切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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