レア度 | ☆☆ |
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買取価格 | 少し高い~非常に高い |
額面 | 5厘~1円(11種類) |
発行年度 | 1913年 |
田沢切手は、切手にしては珍しくデザインを一般の人の中から公募した事でも知られています。
そのデザイン作成者の名前が田沢昌言(まさこと)さんだったので、田沢切手と呼ばれるようになりました。
田沢切手は1913年頃に発行が開始され、それから1949年の普通切手としての発行をもって生産が終了しました。
菊切手で偽造事件が起きたため、偽造防止として、すかしと木綿の繊維くずを入れて発行しています。このような用紙での偽造防止技術は印刷が難しく、その後は定着しませんでした。
■買い取り価格や相場
買取価格は幅広く、種類によって数百円~30,000円まであります。
ただ、田沢切手は種類を分けると非常に多いです。使用している用紙は大正白紙切手、旧大正毛紙切手、その後昭和白紙・平面版切手などがあり、額面の種類も豊富なので買取価格は差が大きくなっています。
安い種類の切手ですと700円ほどの安価で購入出来るので、切手コレクター初心者にも向いている切手だと言えます。
価値が高い種類は以下になります。
- 昭和白紙25銭が数千円
- 昭和白紙50銭が15,000円~20,000円
- 昭和白紙1円が10,000円
- 大正白紙切手20銭が5,000円~10,000円
- 大正白紙切手1円が30,000円
そして、一回使用して糊が剥がれた状態でも値段はなかなか下がる事はなく、数ある切手の中でも高いプレミアがついている事がわかります。
日本の切手は中国など海外の物に比べるとお求めやすい値段で流通する事が多いので、田沢切手の場合は大変珍しいケースだと言えます。
ネットオークションと中古ショップの違いについてですが、まずネットオークションは入札の繰り返しで競り合いになるので、予想外の高値になってしまう事があります。
しかし中古ショップでは最初から決まった値段で販売されているので、中古ショップの方が購入しやすい状況であるのではないでしょうか。
■その切手に関する豆知識
田沢切手は、全部で五種類の絵柄があり、安い絵柄と高い絵柄の値段の差がとても激しいです。
ですから、全種類集めようと思うととても大変ですが、仮に全部揃えた場合の満足感は大きいものになると思います。
そして、大正~昭和初期にかけて発行された切手でもありますので、年齢を重ねた方にとっては懐かしく思える品です。
年齢を重ねた方にとってはリアルタイムで発行されていた切手になるので、もしかしたら当初の切手をコンプリートして保存している方もいるかもしれません。
『田沢切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む
普通切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。
しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。
切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。
2,高く売る秘訣は2社以上で査定
実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。
数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。