中谷宇吉郎 切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2000年

「中谷宇吉郎」は生誕100年を記念して、平成12年「文化人切手」で発行されました。

図柄は、研究テーマである雪の結晶を背景にして顕微鏡を覗いているところです。

中谷宇吉郎は、明治33年石川県加賀市片山津温泉の生まれ。

雪の多い石川県の田舎に育ち、少年時代から積雪や寒さは身にしみて感じていたと思いますが、宇吉郎は雪を空から振りそそぐ不思議なものととらえ、科学的な観察眼で見つめる少年でした。

自然科学へ関心が深くなり、東京大学物理学部に入学。

その後、北海道大学理学部の教授補佐として雪に関わる研究に携わっていましたが、ある時、アメリカ人の農夫が撮った雪の結晶の写真集を見て感動し、以降の研究のテーマが決定します。

そして、昭和11年に人工雪を作るのに成功、気象状況や湿度によって変化を見せる雪の結晶をカタチごとに40種あまりに分類しています。

その後、アメリカの研究室で研究を続けるなど国際的な雪の科学者として活躍します。日本学士院賞受賞、61歳没。

宇吉郎は、雪は天からの手紙という風に語っていますが、研究の結晶を見ると本当に美しいものですね。

日本人は、昔から雪輪文様と呼ばれる柄を、着物や帯、小物などに好んで取り入れています。

桃山時代にはすでに、能装束古典模様にあった六花の模様が、日本人によって科学的に証明されたことは、何だか誇らしい気持ちがします。

生誕の地、片山津温泉には中谷宇吉郎雪の科学館があります。業績や資料展示のほか、雪と氷の実験室もあり親子で体験できる科学館として楽しむことができます。

雪にまつわる「冬の華」「樹氷の世界」「日本のこころ」など、著書も多数あります。

切手は額面80円。900万枚発行。現在、単片が150円位で取引されています。

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