川端康成 切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度1999年

切手に描かれているのは、川端康成本人と伊豆の踊子です。川端康成は昭和に躍進した作家です。

1899年に大阪府にて長男として出生します。彼の父は、現在の日本医科大学を卒業しており、勤務医を経験してから家で開業医を生業としていました。

しかし、肺に病気を患っており脆弱でした。また、趣味が多く、持っている本の中にはドイツ語の文学や近松門左衛門、井原西鶴の本も所有していました。

しかし川端が幼少時に両親がいなくなり、祖父と祖母と共に、現在の大阪府茨木市に居住を移します。

そのときの彼はどのような子どもだったかというと、予知能力めいたものを持っていて、無くなったものの場所を的確に当てたり、家に来訪する人間をあてたり、天気を予測できました。

なお、小学校に入るときには世にはこんなに数多の人がいるのかと戦慄し、あまりの恐怖に泣いてしまったというエピソードもあります。

作家になろうとしたのは中学2年生のときです。文芸雑誌を読み集め、学校にいるときは文学が好きな学友と知り合いになりました。

作家になることを祖父から許された彼は、本屋のありとあらゆる文学書を購買したそうです。

祖父が亡くなると中学校の寄宿舎に入り、同学年の作品が地元の新聞に載ったことが影響して小説家により焦がれるようになります。

高校生になると上京し予備校生になりました。その後第一高等学校に合格し、寮生活を送るようになります。

大学時代に新思潮という雑誌を菊地寛に許諾を得てその名を継ぎます。文壇に姿を表したのは、1922年には文芸批評家としてでした。

その4年後に、切手となっている伊豆の踊子を発表します。

切手の買取価格は概ね、額面の80円ほどになっています。

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