レア度 | ☆☆ |
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買取価格 | 少し高い |
額面 | 8円 |
発行年度 | 1951年 |
樋口一葉切手は1枚で数百円ほどの価値があります。
モチーフとなったこの人物は、東京で生まれた小説家の女性です。
小説の書き方を半井桃水から伝授してもらい、たけくらべであったり、にごりえであったりという著作を、世に送り出しました。
非常に短命で、24歳と半年で肺結核により帰らぬ人となりました。
今でいう東京都の千代田区生まれで、祖父が学問や俳諧、その他には漢詩に造詣が深く、一時期は生糸の輸出産業にも手を出した人物でした。
そのことからインスピレーションを受け、にごりえでは祖父に似た人物を登場させています。
また、父も祖父と似て農業よりも勉学のほうを好いており、妻の多喜との結婚に両親の猛反対されたものの、殆ど駆け落ちと言っても差異がないまま上京しました。
その父は仕事で羽陽曲折を経て、不動産売買や斡旋を副業として大黒柱として働いていました。
父と祖父の影響を受けた樋口は、小児から読書家で、7歳という幼さにも関わらず、南総里見八犬伝を読了しました。
小学校に1度入学しましたが、身体が虚弱であったため退学。その後私立吉川学校に入ります。
1881年には、陶磁器に絵を描く職人として弟子入りして、同じ年に御徒町に越したため、学校を転入。私立青海学校に入学しました。大変成績優秀でしたが、上級にはいかずに退学しました。
その後、父に樋口は文章を書くのに秀でていることに気が付き、父の知人に和歌を習わせました。その後、中島歌子が塾長を務める、萩の舎で古典文学などの造型を深めます。
また、家が貧乏であったことや、細かい仕事が苦手であるという理由より、二十歳より文章を書き始めます。
そのとき師事した人物と恋に落ちるが、当時、結婚前提での恋仲というのは敬遠されがちであったため、縁を切り、理想主義的な小説を発表します。
「都之花」でデビューし、晩年に「たけくらべ」で森鴎外などの文豪より絶賛されました。
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