レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
額面 | 8円 |
発行年度 | 1951年 |
狩野芳崖(かのうほうがい)がデザインされた切手が、今から約40年前の1976年に発売されました。
買取価格は100円程度になります。シートであれば1枚当たりの価格がアップします。
狩野芳崖は画家として活躍した人物で、名字からも分かる通り伝統ある狩野派の血筋を受け継いでいます。
狩野が活躍したのは、幕末から明治にかけての波乱の時代。幼い頃から絵に親しみその才能を早々と開花させていました。
もともと父は、毛利氏が治める藩の御用達の絵師で、父の後に続く形で芳崖も同じ職に就きます。
そう聞くと親のコネを使ったかのように感じますが全くそんなことはなく、むしろ江戸と往復しながら仕事をし、独立した生活を送っていました。
しかし前述したように、狩野が活躍したのは幕末から明治にかけての時代。歴史の一転換期とも言えるこの時期は、これまでの江戸の日本から、全く新しい日本へと変わっていきました。
もちろん廃藩置県によって藩も無くなるわけですから、仕事も出来なくなり次第に貧しい生活へとなっていきます。
そんなある時、一人のアメリカ人であるフェノロサと出会います。フェノロサは、日本の美術に感銘を受け、この素晴らしさをもっと多くの人に広めたいと積極的に活動していた人です。
狩野はフェノロサに画家としての能力を買われ、いわゆる日本と洋画をミックスさせた作品をこの世の中に広めてくれと、大きな使命を与えられました。
狩野はすぐにこの仕事に取り組み、すぐに成功を収めます。和洋折衷な雰囲気が、明治時代の雰囲気にぴったりと合ったからでしょうか。
はたまた、情緒ある日本画のタッチに、カラフルな洋画の色合いがミックスされたその斬新さに多くの人が思わず心を奪われたからかもしれません。
その活動は高く評価され、一時は画家としての生命線を絶たれながらも、最終的には近代日本画の父と言われるまでになりました。
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1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう
文化人切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。
希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。
一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。
2,損をせずに売るなら2社以上で査定
買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。
1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。
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