レア度 | ☆☆☆ |
---|---|
買取価格 | 少し高い~高い |
額面 | 3銭 |
発行年度 | 1928年 1933年 |
1928年と1933年の2度にわたって発行されたのがこの新大正白紙軍事切手です。額面は3銭のみで価値としては0.03円のものになります。
この切手は旧大正白紙軍事切手と見た目がほぼ同じものになりますが、細かい部分に違いがあります。
まずそのサイズに差があり、縦幅が昔のものに比べて0.5ミリ短いという特徴があります。目視ではほぼ確認することが出来ず、専門の鑑定家に見てもらう必要があります。
また、真ん中に印字されている「軍事」という部分の文字間隔が異なり、旧大正のものと比べて間隔が短いです。旧大正のものは2ミリから4ミリのものが多く、新大正のものは2ミリから1ミリとなっています。
この切手が発行された期間には日本は国内外ともに戦争への道を進んでいる真っ最中でした。
1925年に制定された治安維持法のもとで共産党員が弾圧を受けていました。この法律が原因で政府にとって都合の悪いことを主張した人々や思想として持った人々はことごとく逮捕・投獄されています。
また、日本の行った中国侵略(満州事変)は国際連盟のリットン調査団で認められず、1933年には日本は国際連盟を脱退することになっています。
さらに、その前年の1932年には当時の内閣総理大臣であった犬養毅が軍人によって暗殺されました。
これ以降内閣や政治家は軍部のいうことを聞くざるを得なくなり、結果として戦争に進んでいくことになったのです。
この様な期間に発行された軍事切手は描かれている「軍事」の文字間隔によってその価値が大きく変動します。
2ミリのものであれば数千円、2.3ミリのものが1万円前後、希少価値の高い1ミリのものならば数万円と非常に相場も高くなっています。
『新大正白紙軍事切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,買取実績の豊富な業者に依頼する
軍事切手は希少価値が高く高額買取りになる種類が含まれています。
もし金券ショップや一般の中古買取店に売ると、正確な価値がわからず安い値段で引き取られてしまう可能性があります。
軍事切手の買取実績が豊富な業者に査定を依頼することが損をしないコツになります。
2,査定なら2社以上がおすすめ
買取業者によって査定金額は異なりますが、レア切手の場合は業者によって金額が大きく異なることがあります。
もし1社目が5万円だったとしても、2社目がその倍ぐらいの値段になるケースも実際にあります。損しないためにも複数査定がおすすめです。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。