レア度 | ☆☆ |
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買取価格 | 少し高い~高い |
額面 | – |
発行年度 | 1941年 |
この切手の種類は全部で9種類あり、牛と畑を耕す人が描かれているものや、ゾウが丸太を運んでいるところ、現地の人が農作物を運んでいるところなど濃厚に関する絵柄を描いたものがあります。
そこに描かれているシーンの数々は平和そのものですが、この切手自体は平和とは程遠い第二次世界大戦の真っただ中に作られた切手になります。
第二次世界大戦中に日本は東南アジアを侵略すべく、軍を送りました。
これは日本の中に東南アジアを組み込むことで、大東亜共栄圏を実現しようという思惑があってのもので、その思惑通り日本はビルマやフィリピンなど東南アジアの国々を占領していきました。
占領政策の一つとして侵略先の国々での政治だけでなく、郵便も日本側が司ることになり、その結果として発行されたのが軍事切手です。
その中でも、ビルマで発行された軍事切手の一つがこの牛耕図案切手でした。ビルマとは現在のミャンマーのことを指します。
この国は日本の軍事政策によって日本の統治下にはいりましたが、これに至るプロセスは他の国々とは少々違った一面を持っています。
他の東南アジアの国々は、日本軍がそこに進軍したうえで占領するという形をとっていました。
それに対してビルマ国はもともと領土拡大政策を図っていたイギリスの植民地でした。そんなビルマを支援したのが当時の日本で、日本の助けを借りながら独立したというのが実情でした。
日本の統治下ではありましたが独立国としての名目があるため、他の地域と違って日本語を強制されたり、日本人学校が作られたりといったことはなく至って平和的な統治政策が行われました。
この切手が発行されたのは1941年のことです。1枚当たりの価値は数百円~数千円と低めになりますが、全9種を集めた美品では1万円以上の価値があります。
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1,買取実績の豊富な業者に依頼する
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もし金券ショップや一般の中古買取店に売ると、正確な価値がわからず安い値段で引き取られてしまう可能性があります。
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