定形外郵便は不着や届かないなどのトラブルはまれに発生しています。
いつまで待っても届かない場合、受け取り側はどのように対応すればいいのでしょうか?
実は郵便局では未着の郵便物調査を受付してくれます。
このページでは依頼方法や実際にあった未着トラブル例を紹介しているので参考にしてくださいね。
定形外郵便は配送補償なし
定形外郵便は書留などのオプションをつけない限り、配達の記録は残らないことになっています。
そのため、万一受取側に届かなかった場合は差出人が出していないのか、誤配や紛失などの郵便事故が起きている可能性があります。
このように書留のない定形外郵便物は多少のリスクを覚悟で利用することになります。
郵便物に調査依頼ができる
品物が届かない場合、まずは送り主へ連絡することが第一になります。
そして差出人が発送済であれば、差出人に郵便局へ調査依頼をしてもらいましょう。
調査依頼は郵便局ホームページの調査依頼ページで可能です。
ただWEBからの依頼はかなり入力が多く手間がかかるので、郵便局窓口で調査を申し出た方がスムーズに手続きが進みます。
見つかる確率は低い
残念ながらこの調査で郵便物が見つかるケースは少ないです。
たまに郵便局内のミスで置き忘れや別の場所に紛れ込んでしまうことがあるので、局内での紛失なら見つかることがあります。
ただ配達に出てからの紛失は、見つかる確率は非常に低いようです。
可能性としては誤配で処分されてしまったり、紛れ込んで捨てられてしまうなどが考えられます。
ただ受取側の家族が誤って処分した例もあるので、こちらに非があるケースもあります。
この調査依頼は申請してから1ヶ月程度で調査の返答をもらうことができます。
ヤフオク・メルカリなら出品者と連絡を
ヤフオクやメルカリの場合でも、やはり出品者に不着の旨を連絡して郵便局に調査を依頼してもらうことになります。
金銭が発生するオークションではお互いを疑うことにもつながるため、潔白を証明するためにも郵便局の調査は大切になります。
ヤフオクは落札者有利
ヤフオクは2018年3月の改定により、出品者には配達記録がつく配送方法を推奨するようになりました。
品物が届かない場合、ヤフオクは郵便局へ調査を依頼しますが、最終的には落札者側に有利な判断を下す可能性があります。
そのため悪意のある落札者であれば、品物が届いているのに届いていないと嘘を伝え、一旦ヤフオクに振り込んだお金を返金してもらうような詐欺も起こり得ることになります。
この場合は配達した郵便局員が記憶に残っていればいいのですが、覚えていない場合は落札者の言い分が通ることになります。
メルカリは状況による
メルカリで購入した品物が届かない場合は、メルカリへ連絡して裁定を待つことになります。
やはり郵便局へ調査を行いますが、紛失の原因はなかなか判明しないものです。
口コミでは小額であれば出品者と落札者の双方にメルカリが返金したり、または双方で話し合って妥協することになるでしょう。
口コミでの郵便事故率
郵便事故のトラブルは、ヤフオクやAmazonなどネット上の売買が増えた現在では遭遇しやすくなっています。
郵便事故率は正確な公式データはありませんが、ヤフオクのヘビーユーザーの口コミが信憑性が高く参考にできると思います。いくつか例をご紹介します。
★こんばんは。ストア運営者です。定形外郵便物で届かない確率は1000件に1件ないくらいだと思います。
ただし、「届かない」と言われたパターンは過去10回くらいはあります。
★住所の間違い
★郵便番号の間違い
★切手の金額不足
★切手がはがれていた
★出したつもりがたしてない引用元: ヤフー知恵袋
このストア運営者によると、実際の郵便事故は1000件に1件以下という感想を書いています。
実際のトラブルは差出人と受取人の勘違い、または切手のはがれ等があるとのことです。
確かに切手のはがれや郵便番号違いがあると2週間ほどかかってようやく返却されるので、それまでの間は郵便事故だと差出人も受取人も思うことでしょう。
1500件中、4件不着の問い合わせが落札者様から入り、
内1件は、落札者様の誤解で到着、
内3件は、不着で調査依頼⇒見つからず
でした。
見つからなかったものの内、
住所を短縮していた(都道府県、市区を省いた)
ポスト投函でなく、手渡しで発送した、
ものが8割です。定型外 3000件中 8件 いずれも未発見
メール便 4000件中 4件 うち3件発見引用元: ヤフー知恵袋
こちらの例でもたまに発生しているようです。原因がわかったケースでも、差出人と受取人双方のミスが不着の原因となっています。
元郵便屋です 私がいた局では月に5~6回は紛失の事故処理をしていました
原因で多いのは集合住宅やマンション
似たような名前の建物が近くにあると可能性が高くなります
紛らわしい法人名等も紛失が多いですね引用元: ヤフー知恵袋
地形にも配達にも少し慣れて来た頃に、本格的に誤配の件数は増えてくる傾向が多いようです。
この原因は、慣れによる「思い込み」が大半の原因でしょうか。特に類似番地による同姓の誤配が多いようです。
慣れてくれば「早く進みたい」という意識が強くなってくるので、確認作業が疎かになりやすいです。引用元: ヤフー知恵袋
配達する郵便局の人から見ると、ややこしい住所の場合は誤配が起きやすいようです。
一軒家だと表札が出ていることが多く、住所が似ていて名前が同じだと配達員の方も間違えやすいと思われます。
Amazonとヤフーショッピングは5年 ヤフオクと自ショップは約15年販売しています。
普通郵便を使うのは ヤフオクのみですが 過去15年の間に3回不着がありました。
今は、普通郵便で発送する際 発送前の商品(梱包済み・切手貼り済み)を
写真撮影してから 発送しています。
購入者には 不着の場合 画像を送りますと伝えていますので
これも 何回か役に立っています。
Amazonの出品店による不着トラブルの口コミです。多くの出品をしている業者でも、郵便事故はごくわずかのようです。
出品側は発送前に品物を撮影しておけば、万一の時の証明になりますね。
昔郵便局で働いていたのですが、定形外の場合、郵送事故は少ないですがありました。
住所の不備、切手の料金不足などの理由で、引き取り局や配達局などで止まっていて、スムーズに配達できない状態であることが多いです。引用元: メルカリボックス
こちらは差出側の不備が多いとのことです。この口コミには宛先と差出人住所がわかりにくく、自分の家に投函された話もありました。
配送方法でトラブルを防ごう
郵便サービスの配送補償は初めからはついていません。そのためオプションサービスなどをつけて、不着トラブルを防ぐことができます。
書留
定形郵便・定形外郵便とゆうメールにはオプションで簡易書留・一般書留をつけることができます。
- 簡易書留:+310円(損害要償額5万円まで)
- 一般書留:+430円(損害要償額10万円まで)(追加料金で500万円まで可)
- 現金書留:+430円(損害要償額1万円まで)(追加料金で50万円まで可)
この配送補償料金が高いので、小さな品物に書留をつけるケースは少なくなっています。
荷物を受け取る側も、どうしても確実に受け取りたい場合は書留料金を支払って書留で郵送してもらうことをおすすめします。
書留の重要度は非常に高い
郵便物を書留にしただけで、郵便局内でも最高に重要度の高い荷物として扱われます。
万一書留の誤配や紛失でも起きるとその局内では大問題となってしまうため、配達員も細心の注意を払って配達を行います。
対面渡しにもなるので確実性も高く、価値があるオプションサービスになります。
(ただ実際には書留でも誤配トラブルは起きており、100%安全ではありません)
特定記録
定形郵便・定形外郵便とゆうメールには特定記録(+160円)というオプションをつけることができます。
これは郵便局が荷物を引受した証明となる受領証を発行してもらえます。
少し料金はかかりますが、ヤフオクなどのトラブル回避として出品者にメリットがあります。
ゆうゆうメルカリ便には配送補償がある
これはメルカリ限定ですが、ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット)を利用すると配送補償が無料でついています。
送料は175円と安く、出品者にも購入者にもメリットがあるのでこの配送方法はおすすめできます。
まとめ
- 郵便事故は郵便局に調査依頼ができる
- 実際には見つからないケースが多い
- 局内の保管ミスならすぐに見つかる
- 重要な品物は書留を利用しよう