裸婦切手
レア度
買取価格額面通り
額面50円
発行年度1979年

裸婦切手は、1979年11月に近代美術シリーズの一つとして発売されました。切手には、薄い依頼を身にまとった髪の長い女性が描かれています。

裸婦を描いた人物は、村上華岳(かがく)です。

1920年に作成された裸婦は、重要文化財にも指定されており、村上の評価の高さが伺えます。裸婦がこれほどまでにも評価されたのは、女性の美しさが描かれている点だけではありません。

高評価の理由の一つに、「宗教的側面」があります。ほぼ生身の体の女性と宗教、どこにそんな繋がりがあるのかと疑問に感じる方もいると思いますが、絵をじっくりと見てみれば分かります。

女性の顔をよく見てみると、仏様のような優しい顔つきをしていることに気づきます。

つまり、女性の体の美しさと実際には感じることの出来ない仏様の聖なる雰囲気、この普通では対立してしまうものを上手く融合させているのです。

だったら、別に女性ではなくてもいいのではないか?と思いますよね。確かに仏様には、男性女性のようなはっきりとした性別の区別はありません。

しかし、女性の持つ母のような優しさと、仏様の持つ全てのものをおおらかに包み込んでくれる優しさは、どこか似ている点があると感じませんか?絵の捉え方は人それぞれですが、絵の背景にはこのような考え方もあると思います。

宗教画というものを新たな側面で切り開いた村上は、20世紀の仏教絵師の中で最も頂点に立つ人物、と言っても過言ではありません。

そんな村上の描いた絵が切手になったのですから、ファンのみならず多くの人々が切手の発売に関心を寄せました。

買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。

買取業者では額面程度の価値になりますが、他の切手と合わせて査定をすると価値が高くなることがあります。

『裸婦切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

近代美術シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。