吉祥天切手
レア度
買取価格額面通り
額面50円
発行年度1967年

薬師寺「吉祥天」は、昭和43年の第1次国宝シリーズ第2集・奈良時代で発行されました。

吉祥天は、正式には「麻布著色吉祥天像」の名で国宝に指定されています。数少ない奈良時代の絵画として貴重で、美人画のようにも見えますが、背後に後光があることから仏画とされています。

縦53センチ、横31センチの麻布に描かれいて、日本で最も古い彩色画とされています。太い眉やふつくらした頬、唐風の装束など天平美人の特徴をもった姿が細部まで緻密に描かれています。

切手の図柄は、全体像が取り入れられていて色彩も原画に忠実で、色あせた感じの印刷になっています。

もともとの色彩はどのようなものだったのでしょうか。

X線やさまざまな調査を重ねるうちに、当時の色彩を蘇らせたらと、薬師寺では日本画家の大河原典子さんに依頼して古代の彩色によって1300年前の姿を再現しています。

その画を見ると、緑色に赤の菱模様のスカートのような裳を巻き、袖の部分は紫色に白い柄、朱色の着物の上に花がらのベールのような布を巻き、何重にも衣を重ねているのが鮮明になっています。

頭の髪飾りやかんざし、左手には赤い宝珠を持ち、後光を受けながら宙を舞う平成の吉祥天像も、とても堂々として華やかです。

吉祥天は、一年の罪を懺悔し五穀豊穣の守護神として崇敬されており、薬師寺ではお正月に執り行われる修正会で、毎年1月1日~15日までの間、薬師寺のご本尊としてお祀りされています。

額面は50円。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは500円程度となります。

額面程度の価値になりますが、他の切手とまとめて売ると価値が高くなることがあります。

『吉祥天切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

国宝シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

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