レア度 | ☆ |
---|---|
買取価格 | 額面通り |
額面 | 50円 |
発行年度 | 1969年 |
1969年に発売された、秋冬山水図切手。水墨画でお馴染みの雪舟によって描かれた絵をモチーフにしており、秋冬あるうちの冬の絵が、切手のデザインとなっています。
切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは500円程度となります。
水墨画は現代のアートとは違い、墨のみで描かれている点が特徴です。
一見すると物足りなさを感じてしまいそうですが、逆に視点がチラつかないため、ダイレクトに風景の良さが伝わってきます。
遠近法や影など、雪舟の素晴らしい筆使いは、簡単に真似することは出来ません。
一般的に水墨画で知られる雪舟ですが、庭園を造るセンスも持ち合わせていたようで、その爪跡は日本各地に残っています。
福岡などの九州地方や広島などの中国地方に多く残されている中で、人々の文化の中心地であった京都にも、痕跡を見ることが出来ます。
雪舟が京都に造ったとされる庭園は、観光スポットとしても名高い芬陀院(ふんだいん)と呼ばれるお寺にあります。別名、雪舟寺とも言われているそうです。
庭園をそのまま見るのも素敵なのですが、お寺の中にある丸い障子窓から見ると、まさに絵に描いたような風景を見ることが出来ます。
雪舟のその抜群のセンスは、彼が亡くなった後の何百年間にも渡って後世に伝えられ、江戸時代に入った頃から、雪舟を神として崇めるという風潮が出てきました。
その繋がりからか、いくつかの面白い伝説が残されています。その内の一つ、雪舟が自分の流した涙でネズミの絵を描いたという話は、多くの人が知っているのではないでしょうか。
それはまだ幼い頃、絵に夢中になっていた雪舟は勉学に真面目に取り組まず、お世話になっていたお寺のお坊さんを困らせていました。
困り果てたお坊さんは、雪舟を柱に縛り付けて、罰を与えることになります。
これには応えた雪舟は、涙を流し悲しんでいました。するとその流した涙を見た雪舟は、どういうわけか自分の足の親指に付けて、床に絵を描きました。
その絵は素晴らしいネズミの絵で、お坊さんを心底感心させたようです。
『秋冬山水図切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう
国宝シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。
希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。
一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。
2,損をせずに売るなら2社以上で査定
買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。
1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。