夢二ペア切手
レア度
買取価格額面通り
額面60円×2枚
発行年度1985年

1985年に発行された切手趣味週間には、竹久夢二が描いた作品が二つ採用されたとして、夢二ペアという名前が付きました。

どちらも、おしとやかな女性が描かれている、洗練された雰囲気の絵です。

竹久夢二は、大正から昭和にかけて活躍した画家です。主に女性を描いた美人画を多く残しており、浮世絵や現代画とも違う独特なタッチで、女性を描がいています。

日本画の技術を基礎としながらも、洋風の雰囲気も取り入れていたので、まさに和洋折衷とも言える美人画です。

女性を美しく描くことが出来たのも、やはり自身の経験が生かされているのでしょうか。竹久は様々な女性と噂を流した、生粋の色男でした。

女性達に送った手紙や、普段から書き記していた日記にはたくさんの愛の言葉が綴られており、とてもロマンチストな人物だったようです。

女性に何不自由しない人生を送ったように見える人生ですが、そう上手く事は運びません。

どの女性とも長くは続かず、結婚や離婚を幾度となく繰り返しました。しかしそんな竹久にも、本当に心から愛する人物がいたのです。

彼女の名は、彦乃(ひこの)と言います。もともと彼女は竹久の熱烈なファンで、何度も竹久に会いに行くうちに、二人は恋仲となりました。

同棲するなど、お互いに深く愛し合っていたのですが、ある時彦乃は結核という病気にかかってしまいます。

彼女の家は裕福だったので、すぐに東京の大病院に入院し治療を始めます。

竹久はそんな彼女を心配し、お見舞いに訪れようとしますが、二人の仲を快く思っていなかった彦乃の父親によって、なかなか会うことは出来ませんでした。

そしてそのまま顔を合わせることもなく、彦乃はわずか24歳という短い人生に幕を下ろしました。

このことを知った竹久の絶望は、私達にも計り知れないほどで、彼女との思い出が薄れぬようにと、彦乃日記と呼ばれる日記を書き残しました。

切手の買取価格は2枚セットで100円、シートは400円程度となります。

額面程度の評価になりますが、他の切手とまとめて査定をすると価値が高くなることがあります。

『夢二ペア切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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