レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
額面 | 62円×2枚 |
発行年度 | 1991年 |
「見返り美人・序の舞」は、平成3年の切手趣味週間に発行されました。
図柄は、菱川師宣の「見返り美人」と山川秀峰の「序の舞」2枚連刷の豪華なセットです。
師宣の見返り美人は、最初、昭和23年の趣味週間に発行されています。
浮世絵が図柄になったことはめずらしく、当時は、収集家だけでなく切手の興味を一挙に高めることになりました。素晴らしい絵に加えて切手サイズも大きく、名品として今も人気の高い切手のひとつです。
師宣は江戸初期を代表する浮世絵師で、刺繍師の家に生まれ縫箔の仕事をしながら、狩野派や土佐派の技法を学び独自の世界を開いていきます。
書物の挿絵として、源氏物語の絵などを華麗に描き人気を博すようになります。切手の見返り美人も大胆な構図で、当時の人気役者が考案した吉弥結びや女性の着物の柄もリアルに描かれています。
こうした絵を木版画にして、誰でも楽しめる浮世絵を生み出した人です。
秀峰の「序の舞」は能楽の舞のひとつで、扇子を持った指の先まで緊張感があり、ゆったりとしたテンポと品格が伝わってくる作品です。
笛の柄の着物に髪を垂らして、袴をつけた仕舞の姿です。絵を描くときは、手元に着物や袴、扇子などを用意して、丹念に描き込んだといわれます。
秀峰は明治31年京都生まれ。花鳥画や美人画を学び、自らも能楽に親しんでいて、そこから「序の舞」が生まれたと思われます。
伊東深水とともに大正~昭和初期の美人画を代表する人です。「序の舞」は、昭和7年帝展に出品された作品。この他、「蛍」「婦女四題」「鷺娘」などの代表作があります。
切手は額面62円、500万枚発行。買取価格は2枚セット100円、シートは1,000円程度となります。
額面程度の評価になりますが、他の切手とまとめて査定をすると価値が高くなることがあります。
『見返り美人・序の舞切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む
切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。
しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。
切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。
2,高く売る秘訣は2社以上で査定
実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。
数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。
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