郵便創業百四十周年切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2011年

この切手は日本の郵便事業が開始されてから140周年を迎えたことにちなんで2011年4月20日に発行されたものです。

料額は80円で、シート構成は縦5枚と横2枚の計10枚です。シートは3種類の意匠の切手から成り立っています。1,800万枚(180万シート)発行されました。

この切手をデザインしたのは日本郵便の切手デザイン室に所属する主任切手デザイナーである玉木明氏です。

同時に切手帳も発売されました。価格は切手シートをも含んで1,200円です。1万部発行されました。

1つ目の意匠は郵便ノ使音吉(ゆうびんのつかいおときち)という絵画です。

ここに描かれている人物は郵便職員の衣服を着た五代目尾上菊五郎(おのえきくごろう)です。この絵は早稲田大学坪内博士記念演劇博物館に所蔵されています。

2つ目の意匠は梅堂国政(ばいどうくにまさ)が描いた開花幼早学問(かいかおさなはやがくもん)です。

ここに描かれているのは開通して間もない鉄道と郵便職員です。鉄道は郵便の速さを象徴しています。この絵は郵政博物館に所蔵されています。

3つ目の意匠は三代広重が描いた四日市郵便役所です。これは日本初の郵便局に当たるものです。

この建物の前には馬に乗って郵便業務に従事する職員の姿が描かれています。この絵も郵政博物館に所蔵されています。

シートの余白には20世紀の初めに使われた型のポストに郵便物を投函する女性の姿が描かれています。

日本で郵便事業が開始されたのは1871年(明治4年)のことです。翌年の1872年には全国ネットワークが完成してしまいました。

これには世界の列強に劣らないインフラを整備しようという明治政府の方針によるところがありますが、特に日本近代郵便の父と言われる前島密の尽力によるところが多かったのは言うまでもないことです。

なお前島の肖像は現在1円切手の意匠になっています。

この切手の現在の価値ですが、買取価格は3種で200円、10面シートで800円程度になっています。

額面程度の価値になりますが、他の切手とまとめて売ると価値が高くなることがあります。

『郵便創業百四十周年切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。