醍醐切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度1997年

今から約21年前の1997年、昭和期に活躍した奥村土牛(とぎゅう)が描いた作品である「醍醐」をデザインにした切手が発売されました。

醍醐とは、京都の伏見に建てられている醍醐寺三宝庭園のことで、この庭園の見所とも言えるしだれ桜が、美しく描かれています。

醍醐寺はなんと言っても、あの豊臣秀吉が開いた醍醐の花見で知られる、有名なお寺です。

このお花見は1,000人をも超える大規模な催し物だったらしく、かかった費用を現代の値段に換算すると、簡単に億を超えてしまうほどです。まさに秀吉にしか出来ない、大掛かりな催し物でした。

秀吉が招いた人達ですから、さぞ有名な武将や、自国を収める勇ましい武士達が招かれたことと想像しがちですよね。ですが実際に招かれたのは、ほとんどが女性だったそうです。

さらにそのもてなし方も手厚く、訪れた女性達は皆お花見の最中に約3回も、綺麗な着物に身を包む機会を与えられたそう。

桜も楽しめながらオシャレも楽しめるという、女性にとっては夢のような時間です。

奥村土牛に話を戻しましょう。彼が描いた醍醐は、1972年に制作されたものです。現在は、東京都にある美術館に大切に保管されています。

1800年代の終わり頃に生まれた土牛ですが、101歳まで人生を謳歌し、この醍醐切手が発売されるわずか約7年前に、この世を去りました。

100歳を超えてもなお、絵を描き続ける熱心な画家であったそうです。

土牛は、幾度となく色を重ね塗りして絵を描くことに重きを置いていました。

色を混ぜ合わせらのではなく、重ね塗りで色を作るので、独特で幻想的な雰囲気に仕上がるのが特徴です。

その絵の才能は多くの人から認められ、その証拠として現在でも、皇居に土牛が描いた作品が飾られています。

買取価格は80円、シートは800円程度となります。

額面程度の評価になりますが、他の切手とまとめて査定をすると価値が高くなることがあります。

『醍醐切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。