羊木纈屏風切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2003年

2003年に発行された羊木纈屏風は、幻想的な羊の絵が描かれた切手です。

2003年はちょうど未年だったので、この屏風絵が選ばれました。額面は80円、1シート10枚構成になっています。

羊木纈屏風が描かれたのは、今から約1,300年前の奈良時代にまでさかのぼります。

奈良の大仏でお馴染みの聖武天皇と深い関わりがあり、その大仏が置かれる東大寺に残る「正倉院(しょうそういん)」の宝物の一つです。

正倉院には羊木纈屏風の他にも、数多くの美術品が残されています。それゆえ、時代を表す重要な証拠として高く評価され、約20年前の1997年には国宝に指定、さらにその翌年には世界遺産にも認定されました。

ところでこの羊木纈屏風をよく見てみると、日本っぽくない絵のタッチのように感じる方も多いはず。

日本の絵は細部に渡って細かく描かれているものが多いですが、羊木纈屏風はどちらかと言うとゆとりあるタッチで描かれています。

一説によると、現在の西アジア方面で帝国を築いたササン朝の影響があるとされています。

実は、正倉院に残る美術品のほとんどが天平時代のもの。天平文化は、海外との交易も盛んに行われた時期であり、日本から比較的近い韓国や中国のみならず、西アジア特にペルシャからも多数の輸入品を持ち込んでいました。

そしてこのペルシャこそ、イコールでペルシャと結ばれるのです。海外文化に触れ寛容性も広がっていたでしょうから、その影響が絵に表れても、何も不思議ではありませんね。

羊がメインとなって描かれている羊木纈屏風も、一見分かりにくいですが、羊の他に猿や鹿も描かれています。よく見ないと分からないので、謎解きのようでとても面白いですよ。

買取価格は80円、シートは800円程度となります。

額面程度の評価になりますが、他の切手とまとめて査定をすると価値が高くなることがあります。

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1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

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実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

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