牡丹切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2009年

2009年度版の切手趣味週間は、牡丹をデザインした美しい絵が採用されました。

3つの絵があるのですが、そのうち二つは中国人画家によって描かれました。日本人とはまた違った視点で描かれているような牡丹は、素晴らしい輝きを放っています。

于非闇(うひあん)作の牡丹は、ピンクや赤の牡丹の他に、青々とした緑豊かな葉っぱが惜しげもなく描かれている点が特徴的な絵です。

そのためか花だけに目が行くということはなく、葉と一緒だからこそより牡丹の美しさが際立っているように感じます。

任伯年(じんい)作の牡丹は、真っ白な背景に黒や灰色、水色などを多く使って描いているのが特徴的な絵です。

その中に二輪だけピンクの牡丹が描かれており、とても幻想的な雰囲気が漂っています。

あえて色を使わないことで視線を一点に集め、牡丹の洗練されたたたずまいを強調させているようです。

まるでこの二輪の牡丹にだけ心が奪われ、その時だけ時間が止まっているように感じる、という人間心理を表しているのでしょうか。

日本人の画像である金島桂華(かなしまけいか)の牡丹は、黄金を背景として、その中に凛とたたずむ姿牡丹の姿を美しく描いた絵です。

牡丹の数は大体二輪となっており、そのうちの一つが大きく描かれ、もう一方が小さく描かれるという、遠近法の技術が使われています。

于非闇の牡丹と同様、葉っぱまでもが美しく描かれているのですが、一番の違いは空間が多くあることです。

あえて空間を利用することで出てくる、絵の余裕というものでしょうか。

決して事細かく描かれているというわけではないのですが、「観察」からではなく「感覚」で得た花の美しさを表しているようです。

感覚といのは人それぞれなので、自分と違った視点を知ることが出来るのは、とても面白いですね。

買取価格は6種連刷で400円、10面シートで800円程度となります。

額面程度の評価になりますが、他の切手とまとめて査定をすると価値が高くなることがあります。

『牡丹切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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