第7集 古都奈良の文化財切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2002年

鹿をシートの背景にした古都奈良の文化財切手は、2002年に世界遺産シリーズの第7集として発行されました。

世界遺産に登録されている奈良の文化財は、全部で8つあるのですが、この第7集では、東大寺と興福寺の2つの寺院をデザインとしています。1シート10枚構成です。

東大寺は、「奈良の大仏」でも知られるあの大きな大仏があるお寺です。修学旅行でもよく訪れる、人気の観光スポットですよね。

東大寺が建てられたのは、8世紀の前半頃。当時の天皇であった聖武天皇の、災害や病気で荒れていた不安定な世の中を平和にしたい、という思いを込めて建てられました。

今は立派な姿を残しているお寺ですが、特に大仏を作るときは、多くの費用や死者などを出してしまったため、聖武天皇が思い描いていた安定した世の中、というには程遠いのが現実だったようです。

大仏が完成するまで、ゆうに5年の月日がかかりました。沢山の困難がありましたが、優しい顔をした仏様を見ていると、その大きな体で奈良全体、日本全体を暖かく包み込んでくれている気がします。

興福寺は、東大寺のすぐ近くにあるお寺です。日本の歴史を大きく変えた出来事である、大化改新を推し進めた中臣鎌足と縁の深いお寺で、有名な文化財に「五重塔」があります。

夜になるとライトアップもされるようなので、ぜひ一度その神秘的な雰囲気を味わってみたいですね。

平安時代に栄華を極めた藤原氏との繋がりが非常に強かったため、世の中に与える影響力も強く、時の権力者達によって大切に扱われてきました。

その証拠に、興福寺は幾度となく火災に見舞われてきたのですが、時には朝廷までも費用を出すなどして、再建してきたようです。

朝廷が再建に協力するとは、興福寺の影響力がいかに大きかったのかを、測ることができる指標でもありますね。

切手を買取業者に出す場合、買取価格は10枚シートで800円前後になります。

額面程度の価値ですが、他の切手とまとめて査定をすると価値が高くなることがあります。

『第7集 古都奈良の文化財切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

世界遺産シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

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