第10集 琉球王国のグスク及び関連遺産群切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2002年

世界遺産シリーズの第10集目として、2002年に全国の郵便局で発売された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は、琉球王国が築いてきた、独特な文化を写真に収めた切手です。

合計10枚のデザインがあり、切手の額面は80円となっています。

琉球王国と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、首里城跡でしょうか。真っ赤な建物が非常に印象的ですので、実際に行ったことのない人でも、比較的すぐ首里城をイメージすることが出来ますよね。日本の中でも、特に人気の高い観光スポットでもあります。

建てられた年は正確には分かっておらず、様々な文献や調査から、1,200年~1,300年頃にかけて造られたものだと推定されています。

首里城がこれほどまでに有名なのは、琉球王国を確立した王の住処であったからでした。

王の名前は、尚巴志王(しょうはしおう)と言います。

日本列島とは違う独自の文化を作り上げただけでも、尚巴志王の功績はすごいのですが、それだけにとどまらず、日本や中国・韓国などの国々との貿易の中継地点として、琉球王国を発展させていきました。

素晴らしい歴史のある首里城ですが、幾度となく火災の被害に見舞われています。

その都度再建されてきており、琉球王国から比較的近い、現在の鹿児島県あたりで栄えた薩摩藩の力も、借りていたようです。

一番の大きな被害は、太平洋戦争で被った戦火です。沖縄戦ということもあり、必然的に被害を逃れることは出来ず、現在まで残る大きな被害の爪痕を残しました。実際に首里城では、銃弾で撃たれた弾の跡が見られます。

華々しく花開いた琉球王国の文化のみならず、戦争の被害・歴史そして恐さを、これからの世代に伝えていく重要な役割を果たす首里城は、私たちの手でしっかり守っていかなくてはなりませんね。

切手を買取業者に出す場合、買取価格は10枚シートで800円前後になります。

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世界遺産シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

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一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

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