レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
額面 | 5円・10円 |
発行年度 | 1954年 |
切手「上信越」は「国立公園シリーズ」の中のひとつで、1954年6月発行版と、1965年3月発行版の2つが存在します。
前者を第1次、後者を第2次と分けています。どちらも共通するのは、シリーズの中では戦後の物になるということです。
第1次国立公園シリーズの「上信越」は、5円の「浅間山」と10円の「谷川岳」の2種が用意され、それぞれ当時の発行枚数は400万枚です。
こちらの単片については、現在でも専門業者やインターネット上で入手することができ、販売価格もそれほど高価ではありません。一例として、5円の「浅間山」は300円、10円の「谷川岳」は600円程度となっています。
買取価格は5円が50円、10円が200円前後になります。
また、当時、豪華な小型シート状の物も発行されていて、5円と10円の2枚で1シート構成になり、タトウ(畳紙)が付属した作りになっています。こちらの発行部数は、当時20万枚です。
小型シートの買取価格は美品で1,000円前後となっています。
ただ、全体の作りがたいへん立派な意匠となっていて、また当時を感じさせるフォントなど見どころが多く、切手コレクターで「国立公園シリーズ」を集め始めたのであれば、ぜひとも手にしておきたい逸品になっています。
1965年発行の「第2次国立公園シリーズ」からの「上信越」は、5円の「清津峡」と10円の「野尻湖と妙高山」の2枚が刷られ、第1次のような小型シートは作られなかったようです。
こちらもインターネット上や専門業者で購入することができ、価格はそれほど高値を付けている、という訳ではありません。
「上信越高原国立公園」は長野県を中心とした、新潟県、群馬県にまたがる国立公園であり、山岳と高原を主とする自然公園になります。
1949年に国立公園として指定され、当初は面積 1481.94平方キロメートルでしたが、1956年に妙高(みょうこう)と戸隠(とがくし)地域が追加指定されました。
ただし、この後、同地域は 2015年に「妙高戸隠連山国立公園」に指定され分離しています。
『上信越切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む
国立公園シリーズ切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。
しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。
切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。
2,高く売る秘訣は2社以上で査定
実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。
数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。
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