1970年国政参加切手
レア度
買取価格額面通り
額面3セント
発行年度1970年

沖縄返還を2年後に控えた1970年に沖縄の国政参加が認められた記念に発行された切手がこの切手です。

この時代沖縄はアメリカの統治下にあり、実質的にはアメリカの領土として扱われていました。

1969年に行われた日米首脳会談の中で1972年内の沖縄返還が密約として交わされました。それに先駆ける形でこの選挙が行われました。

国政参加が認められるということはすなわち沖縄県民が沖縄県の人の中から日本国の政治家を選挙によって選ぶという事で、アメリカの領土でありながら日本国の選挙を行うという異例の事態を意味していました。

この沖縄国政参加選挙によって、衆議院には5人、参議院には2人の沖縄県民が輩出されました。

この国政参加に至るまでの道のりは非常に長いものでした。沖縄県は終戦後にアメリカの統治下におかれました。

その統治下の中でアメリカ軍の基地や施設を半ば強引に立てたことによって沖縄県民の反感を買う結果となってしまいました。

それだけでなく現在と同じくアメリカ人兵士の犯罪の数が増え、沖縄県内では早い段階で沖縄の返還と米軍基地の撤退を求める声が大きくなりました。

この声に対して時の総理大臣であった佐藤栄作は日米安保条約の継続・更新と沖縄返還を交換条件にして交渉し、これに成功しました。
こうして沖縄返還が実現し、選挙が行われる運びとなりました。

この選挙でえらばれた国会議員は沖縄返還協定を批准するか否かの話し合いに参加しましたが、その多くは返還に反対したと言われています。

沖縄県民の本土復帰の願いを込めて送られた議員たちがそれに反対するという何とも皮肉な結果になってしまいました。

この切手の相場は1枚で20円ほどと決して高くはありません。発行総数も90万枚と多いため、比較的入手しやすい切手になります。

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沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

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