1969年切手趣味週間切手
レア度
買取価格額面通り
額面3セント
発行年度1969年

この切手は1969年の切手趣味週間の切手として1969年4月20日に販売されたものです。

料額は15円で、シート構成はいずれも縦2枚と横5枚の計10枚です。3150万枚(315万シート)発行されました。

意匠として描かれているものは「髪」で、原画を制作したのは日本画家の小林古径(こばやしこけい)です。この切手は日本で初めて女性の裸体を意匠にしたものです。

小林古径は1883年に現在の新潟県上越市に生まれました。1889年に16歳で上京して本格的に日本画を学ぶようになりました。

その後1922年に39歳にしてヨーロッパに渡り、中国の古典美術を研究して東洋絵画で重要であるとされる線描(絵を線だけで描くこと)の技法を向上させることができました。

彼は1931年にこの切手の意匠である「髪」を制作しました。この作品では女性の美しい髪を描くのに際して彼がヨーロッパで身につけた線描の技法が十二分に生かされています。

小林古径の自宅はかつて東京都大田区にありましたが、彼のゆかりの地である新潟県上越市に移築されて一般公開されています。

現在敷地内で小林古径記念美術館の展示室等を増築する工事が行われており、2018年7月に公開される予定です。

この作品は熊本県立美術館に寄託され、重要文化財に指定されています。

彼の他の代表作は東京国立近代美術館(東京都千代田区)、その分館であった京都国立近代美術館(京都府京都市左京区)および山種美術館(東京都渋谷区)などに所蔵されています。

この切手の現在の取引価格ですが、ケネディスタンプクラブでは未使用の1シートが400円で、マルメイトでは同じく未使用の1シートが250円で、日本郵便趣味協会では同じく未使用の1シートが250円で販売されています。

ヤフオクでは執筆時現在で未使用の1シートに300円の値段が付いています。

『1969年切手趣味週間切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。