1963年文化財保護育成週間切手
レア度
買取価格額面通り
額面3セント
発行年度1963年

世界遺産の1つである中城城跡が意匠となっています。

中城城は、いつ設けられたのかが不明な城で、15世紀ごろにありました。

その頃の琉球王国を纏めていた尚 泰久王(しょう たいきゅうおう)という国王が君臨していたときに築城されたと推測されています。

中城城は高さおよそ160メートルほどの高さに建てられた城であり、グスク(城)の中では1番跡地が鮮明に残っていることでも有名です。

石垣の上からは、東西に太平洋と東シナ海を望み、加えて洋上の島々も見受けられます。

前述したとおり、いつ設けられた城かは定かではありません。

ですが、残っている史料によると、琉14世紀後半ごろ、球王朝王族の1人が数世代の手により南の郭、一の郭、西の郭、二の郭の主たる部分をつくり、1400年ごろに読谷の座喜味城から移動してきた護佐丸盛春の手によって、三の郭と北の郭が新たにあつらえられ、今の形になったそうです。

新たに築き上げられた箇所の城壁には「相方積み」という非常に技術を要する方法で組み立てられています。

なお、裏門を除いた2つの門は一の郭でアーチ式の門としてあつらえられていることより、その当時一緒に殿舎がある一の郭のアーチ式に門を改装工事したと推察できます。

1458年には護佐丸は王府軍として敵襲に来た阿麻和利の策に溺れ、自ら命を絶ちます。

後にこの城を居住地とした中城皇子から1609年に起こった琉球信仰の後で廃藩置県が施行されるまで戦前まで利用されていました。

なお、薩摩が植民地時代であった1609年以降では、中国から冊封使節団が来日したときには、薩摩の役人は自分たちがいることが中国人にばれないように隠れたそうです。

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